銀行員になりすまし、「預金のノルマに協力してほしい」などと嘘をつき、交際女性ら3人から現金約6000万円を騙し取ったとして、詐欺などの罪に問われている男の裁判が27日結審し、検察は男に懲役7年を求刑しました。
詐欺と傷害の罪に問われているのは住所不定・無職の日高洋被告(58)です。
起訴状によりますと、日高被告は2017年から2022年にかけて当時交際していた女性と知人の3人に対して、銀行員になりすました上で「出世のために預金のノルマが必要」などとうそをついて、総額約6000万円を騙し取ったとされています。
また被害者のうち、返金を求めた2人に対し、つき飛ばすなどの暴行を加え、けがをさせたとされています。
これまでの裁判で日高被告は800万円分の詐欺事件と傷害罪については否認しています。
27日、鹿児島地裁で開かれた公判で検察は、犯行は極めて悪質で被害も重大と指摘。
その上で、「常習性が強く再犯の可能性が高い」として、懲役7年を求刑しました。
これに対して弁護側は、「巧妙な犯行ではない」などとして情状酌量を求めました。
裁判は27日結審し、判決は2026年7月15日に言い渡されます。