鹿児島の食の信頼を揺るがす問題は刑事事件へと発展しました。
指宿市の畜産加工会社、水迫畜産が牛肉の産地や種類などを不正に表示していた問題で県警は26日から2日間にわたって家宅捜索を行い、関係書類などを押収しました。
27日午前7時半ごろ、鹿児島市喜入瀬々串町にある水迫畜産の加工場に県警の捜査員ら約20人が段ボールなどを持って入っていきました。
この問題は畜産加工会社・水迫畜産が2023年から約1年間、牛肉の種類や原産地などを不正に表示し、ふるさと納税の返礼品などで販売していたものです。
これまでに8つの市や町のふるさと納税の返礼品で不正表示が発覚していて、寄付総額は約7億7000万円にのぼります。
4月10日、記者会見を開いた水迫畜産はこの問題について、2023年の農林水産省の立ち入り検査の時点で把握していたとした上で、あくまで故意の偽装ではなかったと主張。
しかし県警は26日、意図的な偽装があったとみて食品表示法違反の疑いで水迫畜産の複数の関係先で家宅捜索に踏み切りました。26日午前11時半ごろには、鹿児島市喜入瀬々串町の加工場に。
その約1時間後、午後0時半ごろには指宿市にある事務所に、それぞれ家宅捜索に入りました。
家宅捜索は夜にまで及び、指宿市の事務所は日が沈んだ午後7時すぎに終了。
加工場は27日で家宅捜索が終わらず、午後8時ごろに作業を1度中断。27日朝から捜索を再開し、午後4時ごろに2日間にわたった捜索を終了しました。
警察は今後、この2日間で押収した書類などについて精査を行っていくものとみられます。水迫畜産は今回の家宅捜索についてKTSの取材に対し、「担当者不在のためコメントができない」と回答しています。