福島第一原子力発電所1号機での使用済み燃料プールからの核燃料の取出しをめぐり、東京電力は「2026年4月下旬」目標としていた燃料プール周辺のガレキ撤去作業の開始時期を、「第一四半期中に開始の見通し」と約2か月後ろ倒しした。
燃料プール周辺の放射線量が高く、作業員が直接行ってガレキの状況を確認することができないため、遠隔で行う作業の手順確認を丁寧に行う必要があるとしている。

1号機の使用済み燃料プールには392体の核燃料が残されているが、2011年の事故で水素爆発。建屋上部が大きく破損していることから、取出しの際に放射性物質が飛散しないよう、建屋を覆う大型カバーの設置が2026年1月19日に完了していた。
この作業をめぐっては2025年6月、側面と屋根カバーの間をつなぐ部品の設置工事を行っていたところ、部品を持ち上げていたクレーンが停止するトラブルが発生し、「2025年夏頃完成」と見込んでいた作業を「2025年度内」に見直した経緯もある。

福島第一原発1号機では2027~2028年度にプールの中の核燃料取出しを開始する計画。2031年内までには1号機を含む第一原発すべての建屋の使用済み燃料プールから核燃料を取り出す計画となっている。

福島テレビ
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