中東情勢の影響で、いま「屋根」の工事に欠かせない資材が足りません。そうした中、今月富山県内を襲った強風で修理の問い合わせが殺到。業者は「対応しきれない」と話します。
この日、行っていたのは老朽化した屋根の張り替え作業です。
瓦を取り外し、下葺材といわれる防水シートを張り替え、もう一度瓦を戻していきます。
このシートは雨漏りを防ぐために欠かせないものですが、4月に入り、品薄になっているといいます。
*篠はら 上野直也さん
「下葺材(防水シート)。瓦はどうしても隙間があるので、もし間に水が入っても水はけできるように。(防水シートの出荷に)これが制限かかっていたり、入ってこなかったりするので、貴重な在庫。」
アスファルトを原料に作られるこのシートは、中東情勢による原油価格高騰のあおりを受け、大手メーカーが5月から15%から20%値上げすると発表しています。
注文殺到の影響か、出荷制限が続いています。
*篠はら 上野直也さん
「モノが入ってこないっていうので、連絡があった。駆け込みで発注する方も多くいる。1社だけに多く渡すこともできないため、(業者全体に対して)出荷制限がかかっているのだと思う」
さらに、瓦本体も焼き上げる際、多くの燃料を使うことから、4月に入り2割値上げしました。
そのなか、県内では4月4日の強風で住宅や店舗の屋根が破損する被害が相次ぎました。
修理の問い合わせが殺到し、対応しきれないといいます。
*篠はら 上野直也さん
「資材の制限もあるところに、強風が吹いてしまった。施工する側もアップアップになっている。(強風も重なって)大変な時期になった」
問い合わせは3月と比べて2~3倍に増えているということです。
*篠はら 上野直也さん
「(資材)前もって発注をなるべくして、必要な分の確保には動いているが、もし入ってこないとなれば、説明をして工事を待ってもらう必要が出てくる。屋根の一番の役割は雨漏りをさせないということ。(この状況が)早く落ち着いてほしい」