アツアツの鉄板の上でジュージューと音を立てながら豪快に焼き上げられるのは、アメリカ産牛肉を使ったボリューム満点のハラミステーキ。

取材したのは、肉汁があふれる大きなハンバーグや食べ応えのある牛ハラミ肉などが楽しめる東京・墨田区の人気ステーキハウス「ヌーベルバーグ」。

しかし、オーナーが今頭を悩ませているのは、輸入牛肉の仕入れ価格高騰です。

ヌーベルバーグ・清水恒章オーナー:
お肉屋さんから情報があって、(仕入れ価格が)今月から来月にかけて15%くらい値上げ。1kg2000円くらいとすると、これが2350円とかになって、実際もうちょっと相場は高いが。この先もこれが続く可能性があるとなると、本当に別の商売考えなきゃいけないなと思う。

農林水産省によりますと、4月13日から15日に全国のスーパーなどで販売された輸入牛肉の平均価格は100グラム当たり424円。
3月より14円高く、2003年の調査開始から最高値を更新しました。

牛の主な生産地であるアメリカで、干ばつのため餌の牧草が育たず子牛の生産が落ち込む中、世界的な需要の高まりもあって相場が上昇。

さらに円安も輸入価格を押し上げています。

店のオーナーは3月、肉の卸業者から5月以降の輸入牛肉の値上げを通告されたといいます。

ヌーベルバーグで提供される牛肉は全てアメリカ産で、ワイルドハラミステーキの価格は200グラムで2970円。

オーナーは今後、「牛肉を使ったメニューは値上げせざるを得ない」と話します。

ヌーベルバーグ・清水恒章オーナー:
値上げをしつつ別の部分で値下げというかリーズナブルな形で、提供したお客さんに少しでも貢献できればと思うが、(どうなるか)わからない。

一方、ステーキに相性ピッタリなのが“オニオンソース”。
しかし、その原材料のタマネギも2025年の夏の猛暑と雨が少なかったことで高止まりが続いています。

農林水産省が発表した3月13日から15日のタマネギの平均小売価格は1kg当たり527円で、平年と比べ52%高くなっています。

取材班が訪れたのは、神奈川・大和市にある格安で人気の青果店「もったいない屋 高座渋谷店」。

この店では通常Lサイズのタマネギを販売していますが、現在は手ごろな価格にするためMサイズを4個216円で販売し、多くのお客さんが手に取っていました。

手に取ったお客さんからは「(税抜き)200円で4個入っているのは安いと思う」「(Q.他の店だと?)(1袋)380円ぐらいするので、(この店は)ありがたいです」といった声が聞かれました。

この店は親会社が仲卸業者のため、他の店より安く仕入れることができることも強みだといいます。

もったいない屋・蛭田直樹さん:
店としては、薄利多売という形でやらせていただいてるので、値段的にはかなり抑えていると思います。