プレスリリース配信元:Back Market Japan株式会社
デバイス製造時の環境負荷、「知らない」が約7割。次回のスマホ購入も約9割が新品/最新志向
世界最大級のリファービッシュ電子機器に特化したマーケットプレイスであるBack Market Japan株式会社(本社:東京都渋谷区 以下、Back Market)は、全国の20~60代の男女1,000名を対象にスマートフォンやパソコンなどの電子機器に対する環境意識の調査を実施しました。またBack Marketでは来る4月22日のアースデイに向け、ケニア・ナイロビのダンドラ地区に存在するアフリカ最大級の電子ゴミ廃棄場の実態を記録したドキュメンタリー映画『Dandora: A Fast Tech Story』を公開しました。本ドキュメンタリーは、電子機器の過剰生産や過剰消費、2~3年ごとの新品スマートフォンへの買い替えを当たり前とする習慣を提議し、よりサステナブルな選択肢について考えるきっかけを提示しています。リファービッシュ品とは、中古品として回収された電子機器を専門家が検査・クリーニング・修理し、全ての機能で正常作動が確認されている整備済製品です。
ドキュメンタリー映画の特設サイト:https://www.backmarket.co.jp/ja-jp/end-fast-tech
■調査サマリー
- 普段のショッピングで「環境への配慮」を意識する人は約37%、シニア層の方が環境意識が高い傾向に
- デバイス購入では“長く使えること”を重視する傾向に
約9割が「長期間使えるものを選びたい」、約8割が「サポート・修理体制」を重視
- デバイス製造時の環境負荷、「知らない」が約7割
- 次回スマホ購入は約9割が新品/最新志向
一方、リファービッシュ品の特徴を知ると約4割がリファービッシュスマホの購入を検討
■普段のショッピングで「環境への配慮」を意識する人は約37%、シニアほど高い傾向に
普段のショッピングで日用品や雑貨、家電などを購入する際に「環境への配慮」をどの程度意識しているかを聞いたところ、「意識している」と回答した人は合計36.8%にとどまる結果となりました。日常の購買行動においては依然として優先度が高いとは言えない実態が明らかとなる一方で、年代別に見ると60代では「環境配慮を意識している」割合が約43%と他年代と比較して高い傾向が見られました。一般的に、環境意識は若年層ほど高いと捉えられがちですが、今回の結果では長年の生活経験や価値観の蓄積を背景に、シニア層の方が日常生活において環境への配慮を意識していることがうかがえます。


■デバイス購入では“長く使えること”を重視する傾向に
約9割が「長期間使えるものを選びたい」、約8割が「サポート・修理体制」を重視
スマートフォンやパソコンなどのデバイス購入において重視するポイントを聞いたところ、「価格と機能、性能のバランスが良い」と回答した人は約89%、「アップデートやメンテナンスなどにより、長期間使えるものを選びたい」と回答した人は約87%にのぼりました。さらに、「サポートやメンテナンス、修理などが充実しているものを選びたい」と回答した人も約77%となり、多くの生活者が「長く使い続けられるかどうか」を重視している実態が明らかとなりました。近年はスマートフォンの高価格化も進んでおり、消費者にとってデバイスは“長く使う前提の投資”として捉えられている傾向がうかがえます。一方で、「環境に配慮している」と回答した人は約52%と最も少なく、長期利用を前提とした選択が重視されているにもかかわらず、環境配慮が購買時の優先事項としては高くないことから、生活者は「長く使うこと=結果的に環境に良い」という認識が必ずしも結びついていないことが分かります。

■デバイス製造時の環境負荷、「知らない」が約7割
「スマートフォンやパソコンの製造が環境に与える負荷について知っているか」を聞いたところ、「見た・聞いたことはなく、知らない」と回答した人は70.2%という結果となりました。一方で、「見た・聞いたことがあり知っている」は9.2%にとどまり、「見た・聞いたことはあるが詳しくは知らない」(20.6%)を含めても、内容まで理解している層は限定的であることが分かりました。
2022年に公開されたフランスの環境エネルギー管理庁のレポートによると、新品のスマートフォン1台の製造には、約267kgの原材料採掘が必要とされており、約89,000Lの水を使用し、CO2は約84kg排出され、約200gの電子廃棄物が発生するということが明らかとなっています*。デバイスの製造は大きな環境負荷を伴うものの、こうした情報は生活者に十分に浸透しておらず、購買判断に結びついていない実態が浮き彫りとなりました。
*Back Market「Impact Report 2024」

■次回のスマホ購入は約9割が新品/最新志向。一方でリファービッシュ品の特徴を知ると約4割が「選びたい」と回答
次回のスマートフォン買い替えにあたって検討したい選択肢を尋ねたところ、「新品」または「最新機種」を選びたいと回答した人は90.3%にのぼり、新品志向が依然として主流であることが浮き彫りになりました。新しさや安心感を重視する消費者心理が根強いことがうかがえます。一方、「中古・リファービッシュ品」を検討したいと答えた人は9.7%と1割未満にとどまり、現時点では購入の選択肢として十分に浸透していない実態が明らかになりました。

一方で、リファービッシュ品の主な特徴(新品同等の品質・保証付き・価格の手頃さ)を提示したうえで改めて購入意向を確認したところ、「選びたい」と回答した人は44.6%に達し、特徴提示前の9.7%と比較して約4倍に増加しました。この結果は、リファービッシュ品が選択肢から外れている背景に、「そもそも十分に知られていない」、「品質や保証への理解が不足している」といった認知・情報ギャップがある可能性を示唆しています。前述のように「長く使えること」や「コストパフォーマンス」を重視する傾向が強い日本の消費者にとって、品質・サポートへの不安が解消されれば、リファービッシュ品は合理的な選択肢として受け入れられる余地が十分にあると考えられます。

昨年10月に実施した日本、米国、欧州(フランス、ドイツ、スペイン、イギリス)の1,000人程度ずつを対象にした調査*によると、欧州の地域ではリファービッシュ品を選ぶ理由として、金銭的なメリットの次点の理由に「環境への配慮」が挙げられており、環境保護の側面がリファービッシュ品の購買動機として浸透しています。一方日本では「環境への配慮」と回答した割合が調査国の中で最下位となっており、環境意識自体は一定程度存在するものの、購買行動には直結していない状況が伺えます。

*Back Market「スマートフォンの購入経路およびリファービッシュ品に関する定性の意識調査」
■捨てられたスマホの"その後"。ケニアの電子廃棄物が映し出す、過剰生産・過剰消費の代償
今回公開されたドキュメンタリー映画のタイトルにもなっている「DANDORA(ダンドラ)」は、アフリカ最大級の廃棄物処理場を抱える地区の名前であり、1日あたり約850トンもの廃棄物が持ち込まれています。なかでも電子廃棄物は、回路基板・バッテリー・銅線などの部品が価値が高いことから、それらを回収・解体するために数千人にわたる女性や子どもが防護具やマスクをせずに作業にあたることが日常化しています。スマートフォン1台には鉛・水銀・カドミウムをはじめとする70種以上の原材料が含まれており、野焼きや無防備な解体によって有害物質が大気・土壌・水を汚染し、現地の人々の健康も犠牲になっている実態を映し出しています。
世界に目を向けると、2022年の電子廃棄物発生量は過去最高の6,200万トンを記録(2010年比82%増)している一方で、適切にリサイクルされたのはそのうちわずか22.3%にとどまっています。とりわけ深刻なのがケニアであり、年間88,000トンの電子廃棄物が発生しているにもかかわらず、正式なリサイクル率は1%未満となっています。さらに、「中古電子機器」や「寄付品」という名目で先進国から次々と持ち込まれる使用済み端末が、実質的な不法投棄として機能している実態も明らかになっています。
■調査概要
・概要:環境と電子機器に関する意識調査
・期間:2026年4月
・方法:インターネット調査
・対象:全国の男性500名、女性500名
・人数:合計1,000人
※Back Market Japan調べ
■Back Market Japan株式会社について
Back Marketは、2014年11月にフランスで設立されたユニコーン企業であり、携帯電話やパソコンなどの電子機器のリファービッシュ品(整備済製品)を取り扱う世界最大級のマーケットプレイスです。日本を含むアジア、欧州、米国など世界17ヶ国で事業を展開しており、販売業者に対する厳格な審査、新しい機器のリファービッシュ方法に関するノウハウ共有、品質と価格の最適なバランスに基づいて販売商品を提供する独自のアルゴリズムの開発などを通じて、リファービッシュ品の高い品質の維持に努めています。購入者に対しては、より安心してリファービッシュ品を購入できるように、1年間の動作保証と30日間の返品保証を無料で自動付帯しており、新品以下の価格かつ、中古品以上の品質と保証を持ち合わせたリファービッシュ品の普及に取り組んでいます。Back Marketでは、サステナブルで環境に優しい事業・活動を続けていくことを企業ミッションとして掲げており、2023年4月には「B Corporation(B Corp)」認証を取得しています。リファービッシュ品は新品と比較した場合、製造プロセスにおける原材料の使用量、水の使用量、電子廃棄物の発生量、大気中への二酸化炭素排出量の全項目において約10分の1となることから、リファービッシュ品の市場拡大を通じて、環境への負荷を低減することを目指しています。
https://www.backmarket.co.jp/ja-jp
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