500年の歴史を持つ寺の中に誕生した「寺カフェ」。本格的な和の空間で抹茶や和菓子を楽しめるだけでなく、お墓参りの後に立ち寄る人も多く、静かに過ごせる新たな憩いの場として人気を集めています。

■万松寺の中にある和カフェ

名古屋市中区・大須商店街にある「万松寺」は、1540年に織田信長の父・信秀が創建しました。

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境内に掲げられた看板には「寺カフェ」の文字。奥へ進み、本堂の横を抜けて2階へ上がると、和の空間が広がります。2025年11月にオープンした「寺カフェ 間の間」は、靴を脱いで上がる座敷スタイル。こたつもあり、まるで古民家のような落ち着いた雰囲気です。

住職:
「ある意味、無理やり作ったカフェです。それも味わっていただければと思います」

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歴史ある寺の中にあるカフェに、訪れた人たちも思わず驚きます。

客:
「喫茶店の感覚で来ましたが、厳かでびっくりしています」

■寺カフェで楽しむ高級茶

カフェでは、厳選した抹茶をたててミルクで仕上げた「抹茶ラテ」(1200円)や、香り高い「ほうじ茶ラテ」(1200円)など、和のメニューが中心です。織田家の菩提寺らしく、家紋をあしらったラテアートも人気を集めています。

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スイーツも充実しており、抹茶をふんだんに使った甘さ控えめの「抹茶のフィナンシェ」(400円)や、京都の老舗和菓子店の職人が手がけた「抹茶とほうじ茶の生ようかん」(600円)などが並びます。

中でも人気なのが、急須で丁寧に抽出する高級茶と菓子がセットになった「千寿」(1800円)。早摘みの新芽を使った茶葉のうまみを味わえます。

客:
「自分でこういうふうにお茶をいれることは、なかなかないですね」

価格はやや高めながら、中高年を中心に連日多くの人が訪れています。

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客:
「“お寺にカフェ”と聞いて来てみたいと思いましたが、入り口がわからなくて」
別の客:
「なんとか辿り着きたいと、何度か回りました」

■お寺にカフェをオープンした理由

この寺カフェには、お寺ならではの背景があります。

客:
「5階に祖父母のお墓があって、その帰りに。落ち着いていてゆっくりできます」

建物内に納骨堂があり、特に3階の「水晶殿」は、顔認証で扉が開くなど最新設備で知られています。

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住職:
「納骨堂ではゆっくりお話ししにくいと思うので、『間の間カフェ』で休んでいただければ」

墓参りの後に、家族でゆっくり過ごしてほしいという思いからカフェを開きました。

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さらに、本格的な和カフェにした理由もあります。

住職:
「2026年9月から10月にかけて名古屋でアジア大会が開催されます。それに向けて、2025年11月にオープンさせてもらいました」

大会期間中に訪れる外国人に、日本文化を体験してもらいたいという狙いもあります。
抹茶を点てる体験もできる、由緒ある寺のカフェ。新たな名古屋の注目スポットになりそうです。

東海テレビ
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