12日に羽根が折れているのが見つかった秋田県男鹿市の風力発電の風車について、県や市、発電事業者やメンテナンスを請け負う会社の担当者が13日までに現地入りし、破損状況などを確認しました。14日以降、経済産業省も現地調査する予定です。

12日午後2時ごろ、男鹿市船越にある陸上風力発電の風車のブレードが折れているのが見つかりました。付近には破片が散らばっていたということですが、けが人はいませんでした。

13日までに、発電事業者の風の王国・男鹿とメンテナンスを請け負う日立パワーソリューションズ、県と市の担当者が現地に入り、ドローンを使用するなどして風車の外観や破片の位置などを確認したということです。

風車の破損を巡っては、2025年5月に秋田市新屋で羽根が落下する事故があり、近くに倒れていた81歳の男性が死亡しています。

この風車はドイツのエネルコン社製で、今回男鹿市で羽根が折れた風車も同じ型でした。

運転開始から間もなく10年となる今回破損した風車。

秋田市の事故を受けて行われた点検や、4月3日の点検時点で異常は確認されませんでしたが、12日午後2時に稼働させたところ、設備の破損を検知し、5分後に緊急停止したといいます。

12日の男鹿市の最大瞬間風速は11.7メートル。日立パワーソリューションズは「通常この風の強さで羽根が折れることは想定されていない」といいます。

現場の近くにいた人は「テレビのニュースで知った。すぐ近くだなと思った。びっくり」「雷っぽい音だった。バリバリバリというような音が鳴って、外に出たら天気が良かったので何だろうなと思った」と驚いていました。

男鹿市観光協会・佐藤豊事務局長:
「近くで写真を撮っている人もいる。早期の原因究明と、安全対策や基準をクリアして、通常営業に戻ってもらえればと思う」

13日に取材に応じた風の王国・男鹿は、「これからデータを分析して原因を突き止めたい」と話しました。

風の王国・男鹿 菅原廣悦社長:
「市民の皆さんをはじめ、県民の皆さまに大変なご心配・ご心労をおかけして大変申し訳なく思っている。ましてや、去年、秋田市の風車の事故があり、その事故を十分掌握しながら、チェック体制も含めて今までそれなりに対応してきたつもりではあるが、どういう状況でこの事故が発生したのか、これからチェック体制に入ろうとしている」

14日以降、経済産業省も現地調査に入る予定で、折れた羽根の撤去は大型連休ごろとなる見込みです。

秋田テレビ
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