安芸市が安芸漁協に委託した漁礁の設置事業で、当時の漁協の副組合長が事業費を水増しして着服したとされる問題で、漁協側が市に約324万円を返還し和解することになりました。
4月13日、安芸市議会の臨時会が開かれ安芸漁業協同組合との和解に関する議案が提出されました。安芸漁協の元副組合長は安芸市から委託された魚の隠れ家となる「漁礁」の設置事業において、市に提出した報告書より安い別の資材を使ったり、数を水増しするなどして実費との差額分を着服したとされています。
市に委託業務の資料が残る2014年から2023年までの10年間、改めて材料価格を計算したところ約324万円の差額がありました。市は2025年7月から安芸漁協と和解に関する協議を重ね、漁協が約324万円を返還することや再発防止策の構築に務めることなどで合意しました。
安芸市・植野浩二 副市長:
「今回、和解に至ったことについては良かったなと思っておりますが、改めて市の委託業務の中で確認が不十分であったところについては反省して、チェック体制を強化していきたい」
和解に関する議案は全会一致で可決され、6月までに安芸市へ返還される見通しです。なお、元副組合長は業務上横領容疑で書類送検されましたが、2025年の6月に不起訴処分となっています。