東北大学災害科学国際研究所の新たな所長に、津波工学が専門の越村俊一教授が就任しました。
越村新所長は防災に特化したAIの仕組みを作りたいと抱負を語りました。
4月、東北大学災害科学国際研究所の所長に就任した越村俊一教授。
津波工学が専門で、東日本大震災では発生直後から被災地に入り、津波の被害を詳細に調査しました。
研究成果の一つが、津波の被害をリアルタイムで予測するシステムの開発。
世界初のシステムで、自治体の災害対応などに役立てられています。
越村新所長が目指すのは、防災にAIを活用した社会の実現です。
東北大学災害科学国際研究所 越村俊一所長
「防災に特化した形で信頼できるAIを作っていこうというのが、今後3年間で取り組みたいテーマの一つです」
越村所長は文書や映像、シミュレーション結果など災害に関するさまざまな情報を学習させたAIで、被害予測から発災時の避難誘導まで、あらゆる場面で役立つ仕組みを目指していると話します。
東北大学災害科学国際研究所 越村俊一所長
「私たちが抱えている課題というのは、特に今後起こる災害に対してどう被害を軽減して素早く立ち直っていくか、これ大きな課題だと思うんですよね。一方で、大きな課題に対して近年の技術革新もあると思うんですよね。どうその技術を普及させていけばいいか、そういうことを研究所としては考えている」
発生から15年が経過した東日本大震災についても、最新技術を駆使した課題の解決を見据えます。
東北大学災害科学国際研究所 越村俊一所長
「重要なのは、災害の教訓をどういう形で残して次の世代につないでいくかだと思うんですね。そこの課題に対してデジタルを活用する、AIを活用する、そこに一つの解決策を見出したいと思っています」