愛知県弥富市で9日、通常より早い時期に収穫する「早場米」の田植えが始まりました。
弥富市では、伊勢湾台風での被害をきっかけに、台風が多く発生するシーズンの前に収穫するため、毎年県内で最も早い時期に田植えをしています。
古江トラクター代表取締役の古江真人さん:
「ここ3~4年ぐらい、ずっと(資材費が)上がり続けていく感じで、肥料も高い、ここ最近でいうと燃料も高騰しているので」
肥料や除草剤などの高騰に加え、年々高くなっている燃料費は中東情勢悪化の影響でさらに上昇しています。そして今、もう1つ農家が不安視しているのが、コメ価格の下落です。
農水省によりますと、全国のスーパーで3月29日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロあたり3935円。直近7週連続で下落し、年明けに比べておよそ500円安くなっています。
おととしからの「令和の米騒動」で高騰し、買い控えもあり、在庫量が多くなっているというコメ。JAあいち海部によりますと、今シーズンはその抱えた在庫を売り切るため、価格の下落傾向が表れているといいます。
栽培コストが上がる一方で、販売価格は下がり続ける…。古江さんの心境は複雑です。
古江トラクター代表取締役の古江真人さん:
「(販売価格は)去年が高すぎたのもあるので、お客さんが買いやすい金額になるのはいいのかなと思っています。(資機材の価格は)今後も上がるといわれているので、肥料は特に、負担は大きくなりますがやるしかないです」
今後のコメ価格の推移と、生産への影響に注目です。