この春から共学化した福岡市の中村学園高等学校で、9日、初めての入学式が行われました。
◆記者リポート
「かつては女子校だったこちらの高校に、男子生徒たちが続々と入っていきます」
福岡市城南区の「中村学園高等学校」。
この春から共学化し、9日、初めての入学式を迎えました。
◆新入生 男子
「男子1期生なのでちょっと不安です。青春したいです」
◆新入生 女子
「女子と男子が一緒にいて楽しみです」
◆新入生 男子
「自分の将来の夢が管理栄養士なので、受験する時に共学になったのでうれしい」
一方、新入生を迎え入れる「在校生」は…
◆在校生
「廊下で(男子と)すれ違ったら『おっ!』ってなりますね、やっぱり。そぶりとかもちゃんとしないといけないなと思います」
◆在校生
「行事とかもすごく盛り上がると思うし、生活面で楽しみなことが多いです」
前身の「中村学園女子高等学校」が開校したのは1960年。
しかし、この伝統校でも少子化で徐々に生徒数は減少、さらに時代に合わせて多様化も叫ばれるようになりました。
そうした中で迎えた共学化。
これまで1学年の人数は330人ほどでしたが、今年の新入生は615人と倍近くに。
このうち4割が男子生徒です。それに伴いクラス数にも大きな変化が…
◆記者リポート
「このフロアには1年生の教室が並んでいますが、こちら1年17組と書いてあります」
去年の新入生は9クラスでしたが、今年の1年生は「17クラス」。
校舎も様変わりしました。
学校が春休みに入っていた3月24日。
校舎内で行われていたのは…
◆中村学園中学・高等学校 西尾正 入試広報部長
「トイレが3カ所ありますが、このうちの1つを男子トイレにする」
「男子生徒」を迎えるための工事です。
トイレ3カ所のうち1カ所を男子トイレに変更。
そしてクラス数の増加に合わせて、これまで講義室などとして使われていた部屋が「教室」に生まれ変わりました。
その教室にも「共学」ならではの工夫が…
◆中村学園中学・高等学校 西尾正 入試広報部長
「カーテンを付けられるように、カーテンレールを設置しています」
それまでは、教室の外から中が見えていましたが、着替えなどに配慮しカーテンを取り付けました。
そして迎えた9日の入学式。
新たな学びやに生徒たちが入ってきます。
60年以上の伝統を紡いだ「女子校」から生まれ変わった中村学園高校。
担当者は新入生の「定員増」について、「共学化」以外にも理由があると話します。
◆中村学園中学・高等学校 西尾正 入試広報部長
「一番大きいのは授業料の無償化」
4月から所得制限なしで始まった高校授業料の実質無償化。
私立高校の授業料の全国平均にあたる年間45万7200円が国から支給され、中村学園高校でも授業料の大部分をカバーできることになりました。
◆保護者
「物価も高騰しているのでありがたい」
◆保護者
「私立はちょっと高いかなと思っていたが、今回の無償化で選択肢が広がったと思う」
時代のニーズに合わせて新たな一歩を踏み出した中村学園高校。
615人の一期生が新たな歴史を刻み始めます。