2012年の九州北部豪雨をきっかけに整備された『復興の道』が桜色に染まっています。新しい『桜の名所』として注目されている阿蘇郡高森町の『サクラミチ』。シダレザクラなどが満開となっています。

【寺田 菜々海 アナウンサーリポート】
「満開のシダレザクラに、菜の花。そして、奥には阿蘇五岳の根子岳。この時季だけの絶景を前に訪れる人たちの〈笑顔の花〉も咲いています」

高森町の上色見(かみしきみ)地区です。地元の植木生産業『大阿蘇造園』が東京ドーム 約4個分の広大な土地で約1万本、15品種のサクラを植栽しています。

【大阿蘇造園 後藤 英保 社長】
「自分が〈植木屋さん〉なので、ここに桜の街道を造ろうと。シダレサクラの並木を造れば『たくさんの人に喜んでもらえるんじゃないか』と思って植栽した」

約400本のシダレザクラが咲き誇る、まだ真新しいこの道は、2012年の九州北部豪雨の被災をきっかけに整備された『緊急避難道』。いわば〈復興の道〉です。

後藤さんは、豪雨や熊本地震など数々の苦難から立ち上がろうとするふるさとを元気づけたいと〈ここをサクラの名所にしたい〉と考え、5年ほど前から一般にも開放しています。

【見物客】
「毎年来ているが、ここ数年できょうが一番見頃で、いいタイミング」
「思っていた以上にきれいだった。山がきれいに見えて青空で一番いい時に来た」「素晴らしい。この世のものとは思えない。天気も回復してとってもきれい」

今年3月には『くまもと景観賞』の部門賞『緑と水の景観賞』を受賞今年は高森観光推進機構などと連携し、別会場の駐車場から無料送迎するなど受け入れ態勢を整備。4月12日(日)まで『たかもり桜まつり』として、キッチンカーなどを集めたイベントを開催中です。

【大阿蘇造園 後藤 英保 社長】
「全国に知名度を上げて、もっともっと多くの人に来てもらいたい」

復興への願いと感謝の思いが込められた高森の『サクラミチ』。

シダレザクラの見頃は今週末までとのことですが、その後は、八重桜などが見頃を迎え、4月中旬まではお花見を楽しめそうです。

テレビ熊本
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