東根市で始まったちょっと珍しい「ふるさと納税」の取り組み。返礼品は、「高齢者の見守りがついた宅配弁当」。県外などで離れて暮らす家族にはうれしいサービスで、県内では初めての試みだそう。

近年、高齢者の1人暮らしが増加し、病気やケガ・孤独死の発見の遅れなどが社会問題となっている。
こうした中、東根市で3月23日から受付が始まったふるさと納税の返礼品が「高齢者の見守りつきの宅配弁当」。

(東根市ブランド戦略推進課・眞木春妃主事)
「1人世帯の高齢者も多くなっている状況で、どういった形で見守りを進めていけるか、東根市でも課題となっていた。今回の返礼品を作ることになった」

高齢者の健康に気を配り安心も届けるこの返礼品は、市内に住む高齢の家族を持つ市外・県外の人が申し込むことができる。

寄付額は3万3千円のお試し10回セットと、16万円の50回セットの2種類で、原則週2回、自宅に昼食の弁当を届ける。
受け渡しは対面で、相手の状態を確認する。
倒れているなど、緊急時は消防や警察に通報し、寄付した人にも電話で報告する。

この見守りと弁当の配達を行うのは「天童給食センター」。

(天童給食センター・野川勝史社長)
「ほかの行政と、見守りつきの福祉弁当を届けるサービスを長年続けてきた」

実はこの会社では、天童市の見守りつきの宅配弁当の事業を20年以上行ってきた実績がある。

<実際に配達される弁当の一例>
●日替わりで、栄養バランスに配慮した、県産の野菜などを使ったおかずが4品~5品添えられる。
●もちろんご飯も県産のコメ。
●高齢者向けのため噛みにくい食材は使わず、1食当たり600キロカロリー程度に抑えた健康的な弁当。

(天童給食センター・野川勝史社長)
「私たち東根市で事業をやっているが、この取り組みが東根市モデルとして先進的な事例となりほかにも発信できれば」

(東根市ブランド戦略推進課・眞木春妃主事)
「大切な家族へおいしい弁当を届けてもらい、見守りもついた返礼品となっている。ぜひ活用してほしい」

東根市から、ふるさと納税を活用した地域課題の解決に向けた取り組みが始まっている。

さくらんぼテレビ
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