神戸市立医療センター西市民病院は、「外傷診断目的で受診した70代女性患者のCT画像を撮影したものの、放射線科医が『がん』を見落とし、がんが進行して女性患者が死亡する医療事故があったと発表しました。

■70代女性患者 外傷の診断目的でCT画像を撮影も…医師が「腫瘤の影」見落とし

病院の発表によると、神戸市内に住む70代の女性患者はおととし5月、整形外科を受診し、外傷を診断する目的でCT画像を撮影しました。

その際、頚椎の骨折があったため、ほかの病院で手術を受けました。

その後、女性患者は去年10月になって、胸水が大量に確認される症状で他の病院から紹介を受けて、再び西市民病院を受診し、肺腺がんと診断されました。

この診断の際に、おととしの外傷の診断を目的としたCT画像の同じ部位と思われるところに腫瘤の影が見つかり、放射線科医による見落としが発覚したということです。

■女性はがん診断2カ月後に死亡

女性患者は西市民病院で治療を受けましたが、手術は難しい状態で、化学療法を実施したものの、全身の状態が悪化し、治療の継続が難しい状態になりました。

そして患者本人や家族と相談した結果、痛みや苦痛などを緩和する治療に切り替え、女性患者は診断から2カ月後の去年12月に死亡しました。

病院はこの事故を受けて「読影医と各診療科医師によるダブルチェックを徹底するとともに、AI読影支援ソフトの更なる活用によるサポート体制を強化するなど、再発防止に取り組む」とコメントしています。

関西テレビ
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