九州新幹線長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉間をめぐり、自民の森山前幹事長とともに与党検討委の委員長を務める維新の前原顧問は「佐賀駅から空港のアクセスも検討する」と述べ「佐賀県の意向を尊重する」と強調した。

自民・維新の連立で初の与党検討委

新幹線の整備方針などを話し合う与党検討委員会が3月2日に開かれた。自民党と日本維新の会の連立政権としては初めての開催となる。

この記事の画像(6枚)

九州新幹線長崎ルートの「新鳥栖-武雄温泉」間をめぐっては、フル規格で整備する場合の佐賀県の負担金やルートなどが課題となっていて、整備方針がまだ決まっていない。

「広いルートでの環境調査が大事」

与党検討委の委員長を務める自民の森山前幹事長はルートの問題について次のように述べた。

与党検討委員会 森山裕 委員長:
フル規格で佐賀駅(ルート)と決め込むことはできなくても、佐賀駅も含む広いルートで環境調査ができるのか、できないのかというところが一番スタートとしては大事なことではないかと思う

森山委員長はこのように述べ、“ルートを特定せずに環境影響調査ができるか”を検討したい考えを示した。

「佐賀駅~空港のアクセスも検討」

一方、同じく委員長を務める維新の前原顧問は、「佐賀駅から空港のアクセスも提案いただければ検討する」と述べ、「佐賀県の意向を尊重する」と強調した。

3月2日に佐賀県の山口知事と非公開で面談した国交省の水嶋事務次官は『新鳥栖-武雄温泉』間について、「ルートの話もみっちり議論をさせていただいた。知事の考えと私どもの考え方と、それぞれ意見を率直に述べて議論させていただいた」と述べているが、具体的な進展はみられていない。

国交省の水嶋事務次官
国交省の水嶋事務次官

昨年末から協議を重ねている佐賀県の山口知事と国交省の水嶋事務次官は、4月中にも面談を調整していて、今後の協議の行方が注目されている。