東洋大学の卒業証書を偽造した上、伊東市議会の正副議長などに見せた罪などで在宅起訴された同市の前市長・田久保眞紀 被告が、同大学で実際に学長を務めた教授の名前で“偽印鑑”を注文していたことがわかりました。

伊東市の前市長・田久保眞紀 被告は3月30日、東洋大学法学部の卒業証書を”自作”した上、市議会の正副議長や市職員に見せた有印私文書偽造・同行使の罪と市議会の百条委員会で記憶に反した虚偽の陳述をした地方自治法違反の罪で在宅起訴されました。

起訴状では、田久保被告が市長に就任した2025年5月29日から正副議長などに偽造した卒業証書を見せた6月4日までの間に、インターネットを通じて「文学博士(教授名)之印」という学長名の印鑑と「法学博士(教授名)之印」という学部長名の印鑑の2つを業者に作成させ、押印したなどと指摘しています。

こうした中、捜査関係者によりますと、田久保被告が発注した印鑑のうち、少なくとも学長名の印鑑については、実際に東洋大学で学長を務めたことのある教授の名前が使用されていたことがわかりました。

実在する過去の学長の名前を使用することで、信憑性を高める狙いがあったものと見られます。

一方で、田久保被告が当初、東洋大学を卒業したとしていた平成4年に近い年度の同大学法学部の卒業証書を見ると、学長と学部長の押印はそれぞれ「東洋大学長印」「東洋大学法学部長印」となっていて、田久保被告が発注したとされるような取得した博士号を入れた印鑑ではありませんでした。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。