4月1日から新年度。
自転車に乗る人は注意が必要です。

自転車のルールが変わり、違反すると最大で1万2000円の反則金が科されることになります。

傘をさしながら、そして、イヤホンを付けながら、大事故にもつながりかねない交通違反。
これまでにも、傘をさしながらの運転で対向してきた自転車とあわや正面衝突の場面や、違反行為である「並走」をする2台の自転車が赤信号を無視し、車と衝突寸前でヒヤリとする瞬間などが見られてきました。

警察庁のまとめによると、2025年1年間の自転車と歩行者の交通事故件数は全国で3269件で過去20年で最多です。

こうした自転車違反を取り締まるため4月1日から始まるのが、いわゆる「青切符制度」。
16歳以上が対象で、違反者には反則金が科されます。

青切符の対象となる違反は実に113種類。
どこからがアウトなのか、街でサイクルアドバイザーに聞きました。

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
あちらの方も歩道を通行してるのと同時にハンドルに荷物をさげてる。あれで安全運転義務違反で反則金5000円です。これも危険ですね、手をずっとポケットの中。手を入れっぱなしで運転してますので、安全運転義務違反ですね。

反則金の金額は違反の重さによって異なり、2人乗りは3000円、一時停止違反は5000円、逆走や歩道走行は6000円の反則金です。

そして、31日のような雨の日に多く見られたのが、傘をさしたりイヤホンをつけて走る“ながら運転”。
運転反則金は5000円です。

傘をさしながら運転していた80代の女性は「天気が悪いときでも傘差していっちゃだめなのね。気をつけます」と話していました。

一方、イヤホンのながら運転については、周りの音が聞こえれば反則の対象外だといいます。

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
周りの音が聞こえないと違反になりますので、両耳は避けた方がいいですね。片耳ならOK。

そして最も重い反則金が、やはり「スマホのながら運転」。
過去には死亡事故につながったこともあり、反則金はイヤホンの倍以上、1万2000円に上ります。

事故を防ぐ狙いの「青切符制度」ですが、全ての違反が反則金につながるわけではありません。
警察の指導や警告に従わない場合や危険性の高い違反は、一発で青切符となる可能性があります。

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
自転車は車両なので、車道の左側を必ず走ることと、歩行者を優先することが大事。

一方、新しく始まる制度を周知する取り組みも。

東京・品川区の自転車文化センターでは、シミュレーターを使った模擬運転が体験できる他、クイズ形式で違反の対象を学ぶことができます。

さらに、便利なグッズも登場しました。

無灯火運転が5000円の反則金となるため、神奈川・大和市の自転車店では様々なライトを展開。
さらに、オススメは太陽光で充電ができるライト。

サイクルオリンピック相模大塚店・菊澤郁海店長:
夜間走行時などは、車からどれだけ認知されるかっていうところが大事になる。後ろを自動で照らしてくれるっていうライトがあると、かなり安全に乗っていただける。

また、反則金の対象ではありませんが、努力義務のヘルメットもキャップやハットタイプなどデザイン性の高いものも増えていました。

4月1日から変わる自転車のルール。
注意して運転することが求められています。