ふるさと納税の返礼品に関する不正問題を受け、畜産会社の代表が自治体を訪れ謝罪した。この会社は牛肉の産地や種類を偽り、複数の自治体に返礼品として提供していた。寄付額の総額は7億円を超える可能性があるという。
偽装問題で社長自ら訪問謝罪
鹿児島・鹿屋市役所で24日撮影されたのは、畜産会社の社長の姿だ。
ふるさと納税の返礼品に産地や種類を偽装した牛肉を使用した問題で謝罪に訪れていた。
水迫畜産の水迫政治社長はポケットに手を入れ、帽子とマスク姿で現れた。
エレベーターでは、表情を隠すかのようにカメラに背を向けていた。市役所では「あ、どうも」と挨拶し、奥へ入っていった。
水迫畜産はホルスタイン種などを「黒毛和牛」と表示したほか、県外産の牛肉を「鹿児島県産」と偽り、返礼品などに使用していた。
8つの自治体向けの商品で“産地偽装”
24日時点で8つの自治体の返礼品に産地偽装の商品を使用していたことが分かっている。寄付額の総額は7億円を超える可能性があるという。

謝罪を終え、会見を開く予定について問われた水迫社長は、「いつかはします。いつとは言えないけど、今みなさんに『迷惑かけた』『ごめんなさい』と謝罪をしているところですから」と説明した。
一方で寄付者への言葉や消費者にどのような気持ちか尋ねると、沈黙を通した。
そして枕崎市役所で25日午後2時過ぎ、水迫社長は記者団の取材に応じた。
水迫社長は「ふるさと納税の牛肉は私のところで飼育して、非常に素晴らしい牛肉を県民の人たちに安く提供しようという気持ちからきて、そうしたらいろんなところから反響が大きくて、どんどんふるさと納税で牛肉を欲しいという方が増えたと思いますよ。そういうことです」と頭を下げた。
水迫社長は今後、他の自治体にも謝罪に回り、会見を含め説明する方針だ。
(「イット!」 3月25日放送より)
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