およそ130ヘクタールの田んぼを管理している山形市の農業法人・白川。

稲の作付けを前に田んぼの畔を塗り固める作業をしていた。

(株式会社白川・鈴木淳社長)
「最大使うと60L~70L使う。いま半分くらい入っていたからこれ(20Lタンク)いれても満タンにならない」

農作業で使う機械のほとんどの燃料が軽油だが、価格は、ここ2週間で30円近く値上がり。
ただこの値上がり以上に困っているというのが…

(鈴木社長)
「もったいない、こぼしちゃった」

鈴木さんによると1台のトラクターを動かすために必要な軽油は1日に50L。
最盛期には所有する6台のトラクターをフル稼働させるため1日300Lの軽油を使うという。
しかしイラン情勢の緊迫化で軽油の購入制限がかかり、100Lずつしか配達してもらえない。

(株式会社白川・鈴木淳社長)
「大ピンチ、作業できないのが一番困る。田植えまでは日にち刻みで作業日程を立てていかなければいけない、必要な作業ができないのは一番困る」

さらにサクランボのハウスも案内してもらうと。

(式会社白川・鈴木淳社長)
「5月下旬くらいの気温にしたい。早い品種だと2週間ちょっとくらいで出荷したい」

サクランボを育てるハウスの中の気温は5月下旬並みの25℃。

1時間に10L近くの重油を使ってボイラーを動かしている。
しかし、あと2週間ほどで出荷される予定の加温サクランボはまだ色がついていない。予定よりも少し遅れての出荷になる見通しだ。

(株式会社白川・鈴木淳社長)
「1月・2月が寒くてボイラーがいっぱい回ったから元々重油使ったのに値段が高いので結構しんどい。温度を上げれないから(生育が)遅れてきている。本当だったらもうちょっと進んでいてもいいが…黄色くなって」

コメにサクランボ、農作業には欠かせない燃料。
そして田植えを迎えるこれからの時期は苗を育てるために必要なプラスチック製の資材。
肥料なども軒並み値上がりの見通し。
想像もしていなかった原油価格の大幅な高騰は農業の現場にも大きすぎる打撃となっていた。

(株式会社白川・鈴木淳社長)
「石油が入ってこないとなると上がっちゃう可能性が。はっきり上がるとは言われていないが間違いなく上がってくる製品の1つ。(去年)コメの値段高かったからいいと言われるかもしれないが今年下がったらどうしよう。絶対下がると思っているから。(生産)コストを抑えたいところでコストが上がっちゃう、ジレンマ」

さくらんぼテレビ
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