「4年前とはまた違うメダルの重みを感じた。オリンピックでは持てる力、技術を全部出し切りたかった。フリップの調子が悪かろうと入れることへの気持ちは揺るぎなかった」

ミラノ・コルティナ五輪までを振り返る鍵山
ミラノ・コルティナ五輪までを振り返る鍵山

ただ、「想像以上に大変だった」という4年間も得たものがないわけではなかったと振り返る。

「大収穫。スケートをやっていなかったら、こんな経験できないし、つらいこともたのしいことも、やっていなきゃできなかったと思うのでいい経験です」

五輪で沸いたショートの練習をする鍵山
五輪で沸いたショートの練習をする鍵山

さらに、カロリーナ・コストナーさんをコーチとして迎えたことで、鍵山はスケートへの捉え方が変わったと話す。

「スケーティングや表現、今回のエキシビションで振り付けもしていただいて、いろいろな可能性を感じて“スケートって楽しいな”と思いました。技術に限らず試合の時とかも、最近まで現役をやっていたからこそ大変なことの乗り越え方も分かっていると思うので、ここ数年間の自分の気持ち的なことを知っているからこそ、いい言葉をくださった」

自身を強くしてくれた2人の存在

そして、幼い頃から互いに高め合ってきたのが同年代の佐藤駿(22)と三浦佳生(20)、2人の存在も大きかった。

佐藤は一番勝ちたい選手に鍵山を挙げている。「誰かに勝ちたい」とあまり思わないという鍵山も「唯一、勝ちたいと思うのが佐藤選手」と名前を挙げた。