福井県立恐竜博物館が、2013年から勝山市で行ってきた化石の発掘調査の成果を発表しました。「フクイ」と名の付く新種の恐竜の化石の他に、貝や植物などの化石も発掘され、当時の環境についても分かってきました。
県の恐竜化石調査は、1989年から勝山市北谷町にある約1億2000万年前の地層で進められています。
23日は、2013年から11年間行われてきた第四次発掘調査の成果について、県立恐竜博物館の寺田和雄副館長らが発表しました。
今回の調査では約7万9000点の化石が発掘されました。中には新種のものも見つかり、学名には「フクイ」の名前が取り入れられました。
代表的なものでは▼初期の鳥の仲間である「フクイプテリクス・プリマ」の翼や足などの化石▼後ろ足が長く二足歩行の獣脚類恐竜「ティラノミムス・フクイエンシス」の腸骨や爪などの化石があります。
この他、発掘された貝の化石から川に生息していた当時の模様が分かったり、新種の植物の化石が発見されたりと、当時の環境も明らかになりつつあります。
寺田副館長は「スピノサウルス科や鎧竜類の歯も見つかっているが、どういう恐竜だったかとか、学名もまだついていない。他にも名前のついていない動植物がたくさんある。研究していくことによって新種が見つかることが期待される」と話していました。
第四次発掘調査で見つかった化石の一部は、24日から県立恐竜博物館で期間限定で展示されます。
新年度からは第五次発掘調査が始まる予定で、県立大学に去年新設された恐竜学部とも連携して調査を進めていきます。