クマの大量出没で深刻化した農業被害を防ごうと、秋田県が23日、電気柵の設置の実演を行いました。効果的な対策として電気柵を広く周知し、普及を進めたい考えです。
2025年度の県内のツキノワグマによる農業被害額は、2025年12月末時点で約6061万円。その6割が果樹への被害でした。
こうした中、県は23日、農家に電気柵の活用を広く知ってもらおうと、横手市の県果樹試験場で実演を行いました。
「恒久電気柵」は年間を通して設置でき、10年以上使用可能で耐久性が特徴です。
「簡易電機柵」は支柱が軽く持ち運びがしやすいタイプで、設置も解体も比較的簡単です。
そして、コンパクトなタイプもあります。
サージ ミヤワキ・滝沢勲さん:
「スマートフェンスは、100メートルの線が4本入っていて、柱が10本付いている。1人で5分程度で100メートルの電気柵を張ることができる」
カーテンのように引っ張るだけで設置可能で、すぐに移動することができ、限られた範囲を守ります。
いずれの電気柵にも7000~1万ボルトの電流が流れています。
県は「何を守りたいのか」など基準を設け、農家や集落ごとに最適な柵を選んでほしいとしています。
一般公開は4月1日で、見学希望者は事前に果樹試験場に電話での申し込みが必要です。