建設現場で進むデジタル革命。
体力や経験の差は、もう関係ありません。

とある建設現場に訪れた女性たちの肩書は、現場監督。

その手にはタブレット端末が。

“人手が足りない”ではなく、“誰もが力を発揮できる現場”を作る、そんな“新たな建設業のカタチ”とは。

青森・八戸市内で進んでいた大手ドラッグストアの建設。

現場監督として職人たちとコミュニケーションを図っていた藤崎亜美さんと星玲華さん。

彼女たちが持っているタブレット端末で利用しているのが、建設現場のDXサービスです。

建設図面や、検査・写真管理などをデジタル化し、現場記録や報告業務を効率化しています。

デジタル化する前は、分厚い大きな設計図面と黒板を両手に持たなくてはならなかったそうです。

田名部組建築部・藤崎亜美副主任:
一カ所一カ所(移動しながら)やっているのを撮る。余裕で300枚はいくのかな。

DXによって体力差や経験の差に関係なく、誰もが現場に関われる環境に。

田名部組建築部・星玲華副主任:
女性だからこれができないとか、女性だからこれをやらせないとかそういうのじゃなくて、性別関係なく。

田名部組建築部・藤崎亜美副主任:
(Q.女性だから…を現場で感じることは?)ないですね。

さらに、現場監督という第一線で活躍することで、“働きやすさ”と“やりがい”を両立する風通しのいい職場に。

職人:
細かいところまで気が利くのかな。建築現場は多種多様の会社が入るが、密に連絡取れるようになった。

男性中心とされてきた建設業界。

人手不足・長時間労働・技術継承の難しさといった課題を抱える中、女性だけでなく子育て世代や、これまで現場に関わりづらかった人たちなど多様な人材が活躍できる現場づくりを実現しました。

田名部組建築部・藤崎亜美副主任:
高校卒業時、就職を決めるときに地元から出たくはなかったので。

田名部組建築部・星玲華副主任:
(社内に)出産されても働いている方もいる。自分もそういうふうにできるんじゃないか。女性が多くいるのは建設業やる上では重要かなと思います。

建設現場のDXは、単なる効率化にとどまらない持続可能な地域社会をつくる上でも新たな価値をもたらしています。

田名部組・加茂智雄執行役員:
結婚し出産、育児休暇を経てまた復帰する人材もいる。長く働ける会社になっているかなという気がします。女性が現場で活躍していると、周りの人たちが応援してくれる雰囲気もあります。