鳥取県の平井知事が、3月18日に開かれた県議会本会議の答弁で「おばさん」という表現を用いたことを巡り波紋が広がっています。
東京都の小池知事を念頭にした発言ととらえた議員が、議事録から削除を要求、小池都知事も苦言を呈しました。
鳥取県・平井知事:
東京だったらすぐにやるおばさんがいらっしゃるかもしれない。
18日に開かれた県議会本会議。
一般質問で少子化対策について質された平井知事の答弁です。
これを東京都の小池知事を念頭にした発言ととらえた議員が、「女性蔑視」にあたるとして議事録から削除するよう議長に求める事態となりました。
平井知事は20日、鳥取市内で取材に応じ、発言の真意を説明しました。
鳥取県・平井知事:
私自身、その言葉を使ったのは人をさげすむような意味合いで使っているわけでは全くない。普通名詞的にどっかのだれかさんというときに、おばさんという情愛や敬愛を込めた言葉を使ったというのが真実であります。ある特定の人に向けて放った言葉では全然ない。
一方、発言について小池都知事は…。
東京都・小池知事:
なにか答えるのもむなしい感じがしますね。知事自らが先頭に立っておじさん発言をしているからこそ、女性がその土地に希望が持てなくなるんじゃないでしょうか。
19日の定例会見で苦言を呈しました。
鳥取県・平井知事:
今回いろいろと予期せぬ解釈や伝えられ方をされており、正直私も困惑しているところがございます。いろんな議論があるので、私自身も教えていただきたいが、これが差別用語となったら、これから議場でおばさんという言葉を使ってはいけないということになる。本当なのかな?というのは私もよくわかりません。
性別に関する「アンコンシャスバイアス」、無意識の思い込みや偏見の解消に向けた取り組みを進める鳥取県。
トップの発言をめぐる議論は、貴重な「教材」になるのかもしれません。