注目の日米首脳会談で、高市首相はアメリカのトランプ大統領からイラン情勢についての対応で理解を得る形となりました。
高市首相:
世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っている。私は諸外国に働きかけて、しっかりと応援したい。
トランプ大統領:
昨日やおとといの日本の発信を踏まえると、日本は本当に責任を果たそうとしていると思う。
トランプ氏は、事実上の封鎖状態が続くホルムズ海峡について、日本へ理解を示しました。
高市首相:
(艦船派遣について)日本の法律の範囲でできることとできないことがあるので、詳細に説明した。
会談後、高市首相も理解を得られたと自信をのぞかせました。
注目の日米首脳会談の舞台裏について、高市首相に同行しワシントンで取材中のフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者に聞いていきます。
青井実キャスター:
ポイントは2つ、日米首脳会談での日本の評価、イラン情勢、艦船の派遣はどうなったのでしょうか?まず、この1時間半にも及ぶ会談の日本側の評価はどうでしたか?
瀬島隆太郎記者:
同行した政府高官は、大変、成功裏に終了したと成果を強調した他、別の幹部もうまくやったと安堵の様子を見せています。この背景について同行筋は、「対米投資の効果が特に大きかった」と話しています。また、日本側の説明に大統領はかなり反応していたということです。日本側がさまざまな戦略を総動員させたことで、パッケージとして「日本はよくやっていると認識させることができた」と説明しています。また、高市首相は手書きのような状態になるまで自身の発言内容に推考を重ね、「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」といったトランプ氏を持ち上げる、いわば「決めゼリフ」の採用にもこだわったということです。
青井実キャスター:
トランプ大統領の日本に対する無理難題みたいなものはなかったんでしょうか。
瀬島隆太郎記者:
現状、場を凍り付かせるような無理難題があったという話はありませんが、むしろ日本側の準備の積み重ねが伝わったのか、会談後にはトランプ氏が愛用するサインペンを首相らに配るような和やかな場面があったということです。
遠藤玲子キャスター:
政府高官も成功裏に終了したということですが、2つ目のポイント、焦点の1つだったホルムズ海峡への艦船派遣を巡っては、トランプ大統領から直接要求はなかった、イコール派遣は必要ないということでしょうか。
瀬島隆太郎記者:
報道陣の前で直接的な派遣の要請というのはなかったんですが、トランプ大統領はより積極的な貢献を求めて日本側に釘を刺すような場面というのはあったんです。これに対して会談後、高市首相は「日本の法律の範囲内でできることとできないことがあるので、きっちり説明した」とかなり強調して話していました。政府高官は、「難しい会談だったが物おじせずに説明し、無事にこなした」と説明しています。
遠藤玲子キャスター:
法律の範囲内でできることとは、具体的に選択肢としてはどういったものが挙げられるんですか?
瀬島隆太郎記者:
まさにできないことの部分ですが、戦闘が続くホルムズ海峡への派遣というのは事実上、法制上のハードルがかなり高いといった状況です。この一方で、戦闘終息後の派遣については、検討の余地というのがゼロではないという状況です。ただ政府高官は、「大統領は収束後の派遣というのは求めていないので今考える必要がない」と話しています。その一方で、「先のことは分からない。戦況は分からないので、とりあえず今日を乗り切ったということだ」と本音も吐露していて、日本の対応という点では今後も予断を許さない情勢は続きそうです。
青井実キャスター:
高市首相、予定ですが、このあと朝起きてアーリントンで献花、そして帰国となりますが、中村さん、首脳会談の全容ってまだ明らかになってませんが、どう見ましたか?
SPキャスター・中村竜太郎氏:
現時点で断片的な情報しか流れてきていませんが、どこまで水面下で話し合われて、そのうちどれぐらいが国民に知らされるのか気になりますし、もちろん国益のために秘匿にしておくということはあると思うんですね。ただ今回、高市さんが国内にそれを持ち帰って報告した時に世論がどんな反応になるか、賛同を得られるか、そこは注目しておく必要はあると思います。
青井実キャスター:
21日に帰国ということですけど、今後、トランプ大統領のSNSの反応だったりそういったものも出てきますから注目ですね。あくまで今回は、かわした乗り切ったという印象という話がありますから、このあとどのように動いていくか注目です。