少子化など教育を取り巻く環境が大きく変わる中、広島市南区の進徳女子高校は、来年から校名を変更し共学化することを明らかにしました。

先月、創立118年を迎えた私立進徳女子高校…。
HP上で発表されたのは…新たな校名と創設時期です。

学校によりますと、2008年から続く定員割れや少子化の影響を受け、伝統の「女子校」から「男女共学」に舵を切り、岡山県にある「IPU・環太平洋大学」の「系属校」として来年春の入学から校名も改めます。

老朽化した施設の改修や共学化に向けた環境整備には、資金だけでなく定員割れを食い止める”新たな魅力づくり”が欠かせないと判断。
進徳学園単独での解決が難しいと考え、大学を運営する創志学園と提携し立て直しを決めたといいます。

「IPU・環太平洋大学」は、岡山・東京・ニュージーランドにキャンパスを持ち、岡山には体育系や教育系の学部をおいています。
小学校教師の就職者数が中四国でトップクラスなど、高い実績をあげています。

進徳学園は、学科構成など新たな学校の形について協議を進めていて、6月までに公表するとしています。

一方、来年春の入学生からは新しい校名や制服などが導入されますが、現在の在校生と来月入学する今年の新1年生は卒業まで進徳女子高校として学ぶということです。

《スタジオ》
少子化が進む中で女子教育だけでは難しく「男女共学化」というのは「必須」だと進徳女子高校の担当者も話していたということです。

近年、県内の私立中・高では共学化が進んでいます。
2019年には広島市西区の『広島修道大学ひろしま協創高校』、これまで男子校だった崇徳中学・高校は2021年に全コースで男女共学にしました。

そして、今年春から広島市南区の比治山女子中学・高校が男女共学となります。
今回、中学や大学を持たない「進徳学園」が大学を運営する法人と共に歩む決断をしたわけですが、これからの時代、「高大連携」というのが、高校にとっても大学にとっても非常に重要で、1年ほど前から話し合いの場を持って去年9月から本格的に改革プランの検討に入ったということなんです。

【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「私は中高が女子高だったので、女子高ならではの楽しさや特徴があるし、私立だと卒業生の思いもあり難しい部分もあるでしょう。しかし、高大連携でも附属校になるわけではなく、大学の先生の授業が受けられるとか、設備を使えるとかメリットや進路選択の幅が増えるのはいいことだと思う」

春高バレーの常連校で、進徳の名前が聞けなくなるのは寂しいが、大学教員による指導やスポーツ面で大学の最先端の施設・設備を使いやすくなるなど生徒にとってのメリットが生まれるということです。

テレビ新広島
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