14日午前7時、さいたま市のスーパーでは開店前から多くの人であふれかえっていました。
並んでいる人数は、実に60人。
約50メートルに及ぶ長蛇の列ができていました。
並んでいる人は「(Q.何時から並んでいる?)朝6時からになります。目当ては特売品ですね」「7時半の予定を早めて7時に来ました」と話します。
ここは新規オープン初日を迎えたスーパー「生鮮市場TOP」。
あまりの人の多さにオープン時間を30分早め、入場制限も行われるなど、オープン初日はお祭り状態となりました。
店内は特価品がめじろ押し。
たまご2パック299円、鶏もも肉100グラム50円、大トロ・ウニ・イクラなどが20貫入ったお寿司は1990円です。
オープンから2時間後には、駐車場を埋め尽くすほどの人の波が。
大反響のスタートを切った新規スーパーの出店。
その周辺には、さらに驚く現状がありました。
2分歩けば大型ディスカウントスーパ-に到着。
徒歩10分で総合スーパーのイオンなど、車で約5分圏内に5種類もの大型スーパーが密集する、まさに“スーパー戦国エリア”です。
お客さんは何を求め店選びをしていくのでしょうか。
話を聞いてみると、「(スーパーが)多い分には色々選べるので、ありがたいなと思って。安いのがあるのはこっちとかですかね」「特売日が結構スーパーによって違うので、ポイント3倍とか5倍とか、そういう所を狙って使い分けています」「お肉がいいところとか、野菜がいいところとか、毎日回っていると分かる。だからお値段より品質でいい物買いたいなって思って」と話し、安さや品質、ポイントなど判断基準は様々です。
お店はどのように集客をしていくのでしょうか。
販売事業部・清水大輔部長は「地域に愛される「地域一番店」。30代から40代のヤングファミリー層を中心に、食べ盛りというのもあって、ボリュームパックであったり、“簡便”(簡単便利)であったり、そういう品ぞろえを強化しています」と話します。
また、生産者などから直接商品を仕入れるなどコストカットを駆使。
物価高でも格安で販売できるよう工夫していくということです。
一方、かつて激しい集客競争が繰り広げられた街では、新たな変化が。
2024年9月29日、約47年の歴史に幕を閉じたスーパー「イトーヨーカドー津田沼店」。
1977年の開店以降、付近には丸井や高島屋などの大型店が相次いで出店。
“津田沼戦争”と呼ばれるほど激しい売り上げ合戦が起きました。
その跡地で16日にお披露目されたのが、関東初の駅ビル型のイオンです。
昭和の象徴だった跡地が、令和にオシャレな駅ビルとなって復活。
約50の専門店が集結し、幅広い価格帯を揃えたコスメフロアから、約20種類の手作りスイーツのコーナー、さらに単身世帯や若者向けに野菜の量り売り、お寿司は好きなネタを一貫単位で楽しめるということです。
また、まるまるワンフロアがバルのようになった飲食店街も誕生。
13店舗でお酒や料理を楽しむことができます。
18日のグランドオープンを前に内覧会に訪れた住民は「津田沼、最近お店が少なくなってきているのでうれしい」「(Q.家族で来たいと思う?)(家族で)楽しめるところがいっぱいありそう」と話しました。
関東初の“駅ビル型イオン”のこだわりに、イオンリテール SC本部長・簑原邦明さんは「お客さまもいろんなライフスタイルが変化していると思います。この津田沼では新しい我々の提供価値を作らせていただいて、お客様のニーズに応えたい」と話します。
時代に合わせた新たなカタチが商業施設やスーパーに求められています。