明治安田J2・J3百年構想リーグ第6節、北海道コンサドーレ札幌はアウェイのヤマハスタジアムでジュビロ磐田と対戦。1-0で接戦を制し待望の今シーズン初白星を手にしました。
試合は両チーム無得点のまま前半を折り返すと、迎えた後半、札幌は積極的な選手交代を機に攻撃を活性化させ、幾度となく磐田ゴールを強襲します。
後半21分には、DF家泉怜依のクロスにFW白井陽斗が頭で合わせるも、シュートは惜しくもポストを直撃。さらに同38分にはMF田中克幸のヘディングもクロスバーを叩くなど、あと一歩のところで得点が奪えないもどかしい時間が続きました。
均衡が破れたのは、試合終了間際の後半アディショナルタイム2分でした。途中出場のFWキングロードサフォがサイドで起点を作ると、パスを受けたDF高尾瑠がMF田中克幸との鮮やかなワンツーで右サイドを突破します。そして、高尾が供給した精度の高いグラウンダーのクロスに最後はDF西野奨太が右足で合わせ、ついにゴールネットを揺らしました。完璧な崩しから生まれたこの一撃は、この日ゲームキャプテンを務めた西野にとって記念すべきプロ初ゴール。この一点を死守した札幌が完封勝利を収め、敵地で今季初の勝ち点3を掴み取りました。
試合後、劇的勝利の立役者となった西野選手は、プロ初ゴールの喜びとともに、DFとしての強い責任感を口にしました。
「欲しかった勝利、すごくホッとしている。ゴールを決めた瞬間は記憶にないくらい気持ちを爆発させたが何よりチームが勝てたことが嬉しい。それでも、得点を決めたことより無失点で終われたことが自分にとって一番嬉しい。開幕から失点が続き、サポーターの皆さんや前線の選手たちに申し訳ない気持ちでいた。今日のクリーンシートは最終ラインの選手としての目標だった。前線の選手たちの献身的な守備にも救われた」
そして、2試合ぶりにゲームキャプテンを任されたことについては「去年まで見てきた『プレーで勝たせるキャプテン』の姿に近づけるよう、責任感を持ってやっていきたい」と、中心選手としての覚悟を改めて語りました。
「我々の形が示せた」川井監督、無失点勝利を評価
試合後、川井監督は安堵の表情とともに、選手たちの奮闘を称えました。
「今季初の勝利を非常に嬉しく思っている。ファン・サポーターに一番良いものを持って北海道に帰ってもらえるという点で、本当に良いゲームだった。無失点で試合を進め、圧力をかけ続けられたこと、そして良い崩しからの得点。我々のチームの形が示せたと思う」と語り、また勝因については「走り勝ったこと、守備で体を張ったこと。この2点がシンプルに良かった。センターバックの2人も合格点をあげられる出来だった」と、守備陣の集中力を高く評価しました。
待望の今季初完封勝利を挙げた北海道コンサドーレ札幌。次節は3月21日(土)14時から、ホーム大和ハウスプレミストドームにヴァンフォーレ甲府を迎えます。