広島の空の玄関口で作業する日本航空の車両に、使用済みの食用油をリサイクルした燃料が新たに導入されました。
【鈴木記者】
「広島空港です。午後の便がまもなく出発するということで手荷物が続々と貨物室へと運び込まれています」
実は広島空港でコンテナをけん引するこの車両の燃料、13日から私たちの生活と”密接な関”を持つようになりました。
【鈴木記者】
「いま作業車が動き出しました。使われている燃料がこちらということなんですが元々は家庭から出た廃食油、それを精製して高純度のものにしたこれがこの車を動かしている燃料なんですね」
日本航空では航空機以外の地上で使う車両から出るCO2排出量を、2030年度までに2019年度と比べて35%削減する目標を掲げていて、作業車の「EV化」や軽油をバイオディーゼル燃料に置き換える取り組みを進めてきました。
そうした中、今回、日本航空が広島空港にある2台の作業車両に導入したのは「B100」と呼ばれるバイオディーゼル燃料です。
原料は県内の家庭などから集めた使用済みの天ぷら油などで、大阪の会社が回収・精製し、通常のバイオ燃料よりも高純度に仕上げて作業車に注ぎ込みます。
14日からこの燃料を使う2台で年間4.7トンのCO2削減効果を見込んでいるということです。
【日本航空広島空港所・三枝智子 所長】
「家庭ででるゴミ「廃食油」をぜひ回収ボックスに入れていただいて空港の車両に取り入れられるということを少しでも頭の片隅に置いていただいてご協力いただければなと思う」
【植田油脂・山根睦夫さん】
「昨今原油価格が高騰している中で、捨てられていたものを再利用することによって、バイオ燃料は環境に対しての配慮という観点からしても使用していただく価値は得られるかなと思っている」
廃食油の回収ボックスは広島市や東広島市内のスーパーなどに設置していて今後増やしていきたいとしています。