13日朝、東京地裁に入る車に乗っていたのは、お笑いグループ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告(43)です。

20代の女性に性的暴行を加えた罪などに問われた初公判で、起訴内容を否認し無罪を主張しました。

事件は2024年7月、東京・新宿区の駐車場に停車していたロケバスの中で起きました。

斉藤被告は、この日初めて会った20代の女性の体を触ったり、性的暴行を加えたりした不同意性交と不同意わいせつの罪に問われています。

芸人としてテレビやイベントなどに出演していた斉藤被告。

13日の初公判では、20ある一般傍聴席を求め、289人の希望者が並びました。

傍聴希望者:
中学生の頃からずっと刑事裁判を傍聴していて、今回の事件も社会的な関心の高い事件だったので来ました。

スーツ姿で法廷に現れた斉藤被告。

現在の職業について聞かれると「芸人です」と答え、罪状認否では「同意してくれていると思っていました」と述べ、否認しました。

検察側は、斉藤被告がロケバス内で被害女性と2人きりになった際、「本当可愛いね」「肌きれいだね」などと言って近づき、同意を得ずにキスをしたと主張。

被害女性が「やめてください」などと言うと、斉藤被告は連絡先の交換を要求。

被害女性はそれに応じたものの、その直後に知人や母親らに被害に関するメッセージを送信したとしています。

撮影は続き、再びロケバス内で斉藤被告が被害女性に近づき犯行に及んだため、被害女性は両手で斉藤被告の体を押して抵抗。
「やめてください」などと言ったと主張しました。

一方、弁護側は被害女性と会話をする中で斉藤被告は「自分に好意を持っているように思った」と主張。

また、斉藤被告が着替えのためロケバスに行くと被害女性も入ってきたため、「もう少し一緒にいたいから来たのかな」「進んだ行為も受け入れてくれるのかな」などと思ったということです。

そして、被害女性に謝罪の申し入れと示談交渉を行っているとしていますが、検察側の「斉藤被告には芸能人として活躍する影響力があった」との主張に疑問を呈し、無罪を主張しました。

双方の主張が真っ向から対立したこの裁判。

今後のポイントについて、フジテレビの平松解説副委員長は「検察側は、被害者が逆らえば『自分に不利益が生じるかもしれない』と憂慮した。その結果、同意していないと、『嫌だ』と意思表示できない状態に追い込まれたと主張。今回の裁判の最大の争点は同意の有無。今後、被害者と斉藤被告どちらの言い分に信頼性があるのかがポイント。あわせて、それを補強する周辺証拠があるのかというのが重要になってくる」と話しました。

次回の裁判は3月17日に行われます。

フジテレビ
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社会部
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