坂出市宮下町の紳士スラックス卸業「丸二被服」が高松地方裁判所丸亀支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。負債額は3億円とみられています。
民間の信用調査会社、帝国データバンク高松支店によりますと、「丸二被服」は1953年創業の老舗の紳士用スラックス卸売業者です。
当初は、自社工場での製造を手がけていましたが、1998年に自社工場を閉鎖して中国の子会社へ生産拠点を移転。綿生地を用いた紳士用スラックスを主体に、ゴルフ用スラックスやカジュアルパンツを子会社で製造し、丸二被服が輸入してアパレル商社やアパレルメーカーに販売していました。
長年の実績と綿素材の加工ノウハウを強みに得意先を広げ、消費増税前の駆け込み需要がみられた2019年9月期には年売上高約6億3380万円を計上していたということです。
しかし、その後はコロナ禍の行動制限でビジネス関連需要の落ち込みがみられたほか、安価なポリエステル素材のスラックスの需要が高まり、丸二被服が手がける綿素材のスラックスの需要縮小も重なり、2025年9月期の年売上高は約2億8300万円にまで落ち込んでいたということです。
また、近年の円安推移やエネルギーコスト上昇などによる仕入価格の上昇で赤字決算が続くなど、苦しい経営を余儀なくされていました。
そのため、2024年ごろからは金融機関と外部コンサルタントとの連携による経営改善に取り組んでいたものの、業況の改善に至らず、先行きの見通しが立たなくなり、事業の継続を断念したということです。
負債は3億円とみられています。