東日本大震災から15年。
岩手県にある三陸鉄道の未来を受け継ぐ、若手社員の方に青井実キャスターが話を聞きました。
出迎えてくれたのは、三陸鉄道で働く若手社員の皆さんです。
入社7年目の田中千理さん(25)、2年目の佐々木那奈さん(20)は運転士になるべく勉強中です。
同じく2年目の坂本優女さん(20)は、駅係員として接客業務を行っています。
3人は地元出身ですが、一方で運転士の井村泰誠さん(26)は三陸鉄道に憧れ、大阪から移住してきました。
入社前に起きた震災について、震災当時5歳だった佐々木さんは「私の祖父母の家が全部流されて。それで結構身近に感じていたというか、覚えていないなりに自分で考える期間がたくさんあって、三陸鉄道では震災学習列車とか、たくさん伝承活動をしているので、そういった取り組みもすごく大切だなと思っている」と話しました。
入社2年目・坂本さん:
私もいずれ、三陸鉄道で行っている震災学習列車のガイドとしてみなさんに震災のことについて伝えていこうとしているので、震災のことについて改めて学ばなきゃいけないと感じている。
入社7年目・田中千理さん:
(3月は)震災学習列車も多く走る時期になるので、改めて身が引き締まるというか、我々が“使命”というか、こういうことがあったんだよって伝えていかなきゃなっていうのはずっと入社してからは思っています。
三陸鉄道は全社員130人で、そのうち20代以下は25人。
その方たちに10年後、20年後の三陸鉄道の未来を書いていただきました。
「地域と一緒に成長する鉄道へ」、「地域とともにあたたかい未来へ」、「地域の方や観光のお客様、そして町の拠点でありたい」、「三陸の未来を乗せて走っていますように!」などの願いが込められています。
今回、ベテランと若手社員の運転士の方にもお話を聞きました。
ベテランの方は、「運転席から見える景色、この辺りは海が見えなかったんだけれども、震災後、海が見えるようになったんだよね」と。
一方で、若手社員の方は「走っているとコンクリートや防潮堤、そして舗装された新しい道路がある」と言っていました。
見えている景色は違えど、それでも地域のために走りたい、そんな思いを感じた取材でした。