2025年2月、秋田県北秋田市で車で女性をはねて死亡させ立ち去ったとして、危険運転致死とひき逃げの罪に問われている男の裁判員裁判が11日に開かれ、秋田地方裁判所は、被告に懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、北秋田市米内沢の無職・鈴木大和被告(37)です。
鈴木被告は2025年2月、酒を飲んで車を運転し、新聞配達をしていた女性(当時56)をはねて死亡させ、救護せずに立ち去ったとして、危険運転致死とひき逃げの罪に問われています。
裁判の争点の一つは、危険運転致死罪の成立です。
11日の判決公判で、秋田地裁の岡田龍太郎裁判長は「被告は事故当時、高濃度のアルコールを体内に保有していた。自ら変更した駐車場の場所を忘れたり、同じ場所を何回も運転するなど、アルコールによる影響で正常な運転が困難であることを認識していた」として、危険運転致死罪が成立するとしました。
さらに「事故を起こしたことを認め反省しているが、事故直前の運転状況について不合理な供述を繰り返し、罪に対する向き合い方が不十分」などと指摘し、被告に懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は、取材に対し「本人は控訴しないと考えている」と話しました。