三原市で現在は使われていない『ある建物』を地域の新たな拠点として生かそうという取り組みが進んでいます。
瀬戸内の穏やかな海を臨む三原市のJR須波駅。
そのすぐ隣にあるこちらの建物がいま、生まれ変わろうとしています。
【まちづくり須波・三原一哲代表】
「元々JR西日本の社員の社宅だったものを、地域の内外からの人で場所をシェアする『SHARE宅』にしたいと考えています」
空き家となっていたJRの社宅を部屋ごとに貸し出す『SHARE宅プロジェクト』その第一弾となる内見会が先週日曜日に開かれました。
部屋の間取りは使い勝手の良い3DK。
オフィスやカフェ、アトリエなど使い道は自由です。
一番安い部屋は月1万円ほどで借りることが出来ます。
この日は県内外からおよそ15人が参加。
訪れた人の目的はさまざまです。
【大阪の司法書士】
「都会で働いていると、こういう自然とかに憧れて、瞑想とかヨガとか自分を見つめ直すとかをやりたいなって思いがあったので、この景色でやったら最高だなと」
【三原市の地域支援員】
「ちょっと来て創作活動をしたり、ふらっと立ち寄ってお茶してとか、色んな可能性は無限大だなって…」
須波エリアは人口減少や少子高齢化に伴い、鉄道利用者が減るなど地域の課題が指摘されています。
こうした中、JR西日本は地元のまちづくり会社と連携し、使われなくなった社宅を活用することで、地域を盛り上げる取り組みを進めています。
JR西日本が中国地方で使われなくなった社宅を活用するのは今回が初めてです。
【JR西日本広島支社・内藤真也課長】
「(建物の)活用案をJRで考えていくより、地元の人たちと一緒に考えて、実際に挑戦していくというところが初めてなので、ほかの地域でもやっていきたいとなれば非常にわれわれもうれしい」
JRと共にまちづくりを進めるプロジェクトのメンバーも、新たな地域コミュニティをつくりたいと意気込みます。
【まちづくり須波・三原一哲代表】
「地元の方に愛されて続いていくというのが大事な形だと思うので、その上で変な人・面白い人、色々な方がこの場所に集まって、新しい文化が生まれるような、そういった拠点になればいいなと考えている」
三原の静かな駅前が新たな賑わいの場に生まれ変わるのか…『SHARE宅・須波』は今年6月頃から入居の募集を始める予定です。