ワールドベースボールクラシック(WBC)の優勝候補の一角、アメリカがイタリアに敗れるという“ジャイアントキリング”は多くの野球ファンを驚かせた。

そのアメリカ代表の監督の信じられない“勘違い”も、驚きをもって受け止められ、アメリカの野球ファンからは、「この男を解雇しろ」など罵詈雑言が寄せられている。

アーロン・ジャッジらスタープレイヤーを揃えたアメリカ代表は、1次リーグで強敵メキシコを破るなど3連勝し、日本時間11日、イタリア戦を迎えた。

この試合でアメリカは、イタリアの一発攻勢や自らのミスなどで一時8対0と大量リードを許す。そこから、ピート・クロウ・アームストロング(愛称PCA)のホームランなどで8対6まで猛追したが、一歩及ばずに大金星を与える事となった。

その結果、イタリアとメキシコの試合結果次第では、アメリカは1次リーグ敗退が決まり、準々決勝進出を逃す事に。

崖っぷちに追い込まれたアメリカチームだが、実はこの試合前、マーク・デローサ監督は取材に対して、「不思議な感じだ。準々決勝進出は決まっているのに、この試合に勝ちたいんだ」と発言していたのだ。

全く辻褄が合わないこの発言。敗戦後の会見で記者に突っ込まれると、「失言だった。計算を完全に読み間違えたんだ。メキシコがイタリアと対戦するってことは知ってたんだけど、もし今夜負けたら、失点数、得点、アウト数など、全部計算したんだよ。ただ、言い間違えただけだよ」と話した。

3連勝した時点で、すでに1次リーグ通過が決まったと勘違いしていた事を暗に認めた形だ。

「負けられない」と考えて戦うのと、「負けても大丈夫」と考えて戦うのでは、采配や結果に大きな差が出てくる事は十分に考えられる。

この信じられないような「ミス」について、SNSにはアメリカの野球ファンとみられる怒りのコメントが続々と書かれている。

「アメリカ野球にとって本当に悲惨な状況だ。監督はタイブレーカーのルールを知らないのか?そして、何百人ものサポートスタッフの誰一人として、アメリカはまだこの試合に勝つ必要があると監督に伝えなかったのか?まさに惨事だ」
「これはヤバいですね」
「このバカは一体どうやってチームを運営しているんだ」
「ルールを知らない監督は、愚かさを通り越して傲慢」
「なぜ彼がアメリカ野球の指揮を執るべき人物なのでしょうか?」
「今夜この男を解雇しろ」

アメリカメディアによると、メキシコが4点以下の得点でイタリアに勝利すると、メキシコとイタリアが準々決勝に進出、つまりアメリカが1次リーグで敗退するという。

デローサ監督、アメリカチーム、そしてファンは、固唾をのんで試合結果を待つことになる。

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

記者として社会部10年、経済部2年、ソウル支局4年半の経験を持つ編集長を筆頭に、社会部デスク、社会部記者、経済部記者、モスクワ支局長、国際取材部記者、報道番組ディレクター・プロデューサー、バラエティー制作者、元日経新聞記者、元Yahoo!ニュース編集者、元スポーツ紙記者など様々な専門性を持つデスク11人が所属。事件や事故、政治に経済、芸能やスポーツまで、あらゆるニュースを取り扱うプロ集団です。