4年前に解剖実習用の献体の不適切な管理が問題になった島根大学医学部で、問題が明らかになった「3月10日」に合わせて式典が開かれ、教職員や学生が再発防止を誓いました。
島根大学・大谷浩学長:
医学の教育と研究のために崇高なご意思をもって献体くださった皆さまの信頼を裏切る結果となってしまったことは痛恨の極みであり、決して忘れてはならない出来事であります。
出雲市の島根大学医学部で開かれた式典には、教職員や学生など約140人が出席し、献体した人々の慰霊碑に黙とうを捧げました。
島根大学医学部では、2017年から2021年にかけて解剖実習のために提供された「献体」50体を適切な処理をしないまま保管していたことが、4年前の3月10日に発覚しました。
大学は3年前、3月10日を「ご献体の日」と定め、毎年開く式典で教職員や学生が再発防止を誓っています。
島根大学・医学部医学科学生 近藤初音さん:
患者様に寄り添いながら知識と技能を磨き、医学の発展を助け、品位を保ちながら社会に貢献することを誓います。
これまでに大学に登録された献体者の数は生存者を含め3300人余りで、大学では、月ごとに献体の受け入れから遺骨の返却までの流れを厳しいチェックを行うなど、不適切な取扱いの防止に取り組んでいるということです。