自民党が大勝した衆議院選挙から1カ月が経ちました。

選挙前に新党を結党したものの、惨敗となった中道改革連合の今を追いました。

◆福岡2区で落選 稲富修二 氏
「(得票数が)なんでこんな減ったんだろう。積み上げてきてるつもりだったので、私は。ちょっと私の中でまだ消化できないですね」

1カ月前に行なわれた衆議院選挙で議席を失った中道改革連合の稲富修二さん。

いまもなぜここまで大敗したのか、理由がわからないと振り返ります。

衆議院福岡2区。

これまで自民党の鬼木さんと接戦を繰り返してきたことから、高市旋風が吹き荒れたとは言え、このような結果は想定していませんでした。

※福岡2区開票結果
鬼木誠氏(自民)  13万6442票
稲富修二氏(中道)  7万6285票

そんな敗戦のショックを和らげてくれたのは…

◆福岡2区で落選 稲富修二 氏
「すごく救いだったのは、選挙の時にちょうどオリンピックやっていた。結構見ていて、メダル取ったり、みんな頑張ってる姿とか、結構救われましたよ。落選者、結構思ってる人多いんじゃないかな」

とはいえ、今後のことはまだ決めることができないといいます。

◆福岡2区で落選 稲富修二 氏
「落選したら本当に収入をどうするか、事務所をどう維持するかが精一杯。これから政治活動をし選挙に向けてっていうところまで、まだいたってない。なんとか収入源を見つけないと」

今回の衆院選で167人いた中道の議員は大半が落選し、わずか49人になってしまいました。

《2月28日》
◆中道改革連合 小川淳也 代表
「かつてない厳しい戦いでした。皆様の胸中にも様々な思い、考えがあるかとよくよく拝察しています」

党本部は落選した候補者たちのフォローのため、2月28日にオンラインで意見聴取を行いました。

福岡1区から出馬して落選した丸尾圭祐さんは、そのときの様子をこう話します。

◆福岡1区で落選 丸尾圭祐 氏
「選挙直前の結党に対して、選挙目当ての野合であるという批判をかわすことができなかった反省。戦略についての率直な議論があった」

それでも、丸尾さんは「生活者ファースト」という中道の理念を守りたいと、次の衆院選にも再び中道での出馬を目指すとしています。

◆福岡1区で落選 丸尾圭祐 氏
「(自民の)安保に関する判断、物価高の対応が本当に国民のためになるのか、というのはかなり危ないんじゃないか。参院選、その次に衆院選となるだろうが、それまでの間、生活者のための政治をするという理念を守っていく」

《2月23日 立憲民主党福岡県連》
一方、今、難しい状況に置かれているのが地方議会に所属する議員たちです。

◆記者リポート
「立憲の鬼木代表です。これから地方議員が集まり会議が開かれます」

中道は、立憲民主党と公明党を離党した衆院選の立候補者で結成されましたが、参議院と地方議会の議員は、そのまま2つの党に残っている状態です。

衆院選を終え、それらの議員から「不安の声」が上がったことを受けて、立憲の福岡県連でも会合がもたれました。

来年春に実施される統一地方選挙を、どの政党で戦うかが今後の大きな焦点となります。

◆立憲民主党福岡県連 鬼木誠 代表
「来年の統一自治体選挙について、中道改革連合ではなくて、立憲民主党のままで戦いたいという方もいれば、中道に合流していくという議論であるべきではないか、さまざまな意見が出た」

一方の公明は、地方議員を中道に合流させず「公明党」として候補を擁立する方針をすでに固め、3月6日、その考えをオンラインで各地方組織に伝えました。

◆公明党 福岡県本部 西尾耕治 幹事長
「1年ちょっとの間でいろんな調整をしなければならないし、時間があまりにもなさ過ぎる。(今後は)合流する方向になると思うが、時期がいつなのかはなんとも言えない」

衆院選から1カ月。

中道の名の元に集まろうとした議員たちは早くも大きな岐路を迎えています。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。