岡山県警は3月9日、2月21日に岡山市東区の西大寺観音院で行われた西大寺会陽(裸祭り)の会場で、意識不明の状態で発見され、病院に搬送されていた岡山市東区の48歳の会社員の男性が9日、岡山市内の病院で死亡が確認されたと発表しました。死因は低酸素脳症ということです。


警察などによりますと、この事故は2月21日深夜、岡山市東区で開かれた西大寺会陽の会場で、祭りに参加していた岡山市や美作市の男性3人が倒れ、意識不明の重体となったものです。このうち、美作市の男性(42)は2月25日に搬送先の病院で意識が回復しています。

西大寺会陽は、裸になった男性が2本の宝の木、「宝木(しんぎ)」を奪い合うもので、約1万人が参加し、警察や消防を含めて約1100人の態勢で警備が行われていました。祭りは室町時代から500年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

◆西大寺会陽では2007年にも死亡事故

備前平野に春を呼ぶ行事として毎年2月に開かれていますが、2007年には参加者の下敷きとなり1人が死亡する事故が発生していました。

◆西大寺会陽主催の奉賛会がコメント発表 ”関係団体と協議・検討し、根本的に見直し”

西大寺会陽を主催する西大寺会陽奉賛会は9日、大森實会長名のコメントを発表しました。

”第517会”西大寺会陽における死亡事故について

この度の”第517会”西大寺会陽会場で発生した事故において、尊い命が奪われたことは誠に痛恨の極みであります。お亡くなりになられた方のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。

現在、警察消防等関係団体と連携して事故原因を究明中でありますが、会陽の在り方そのものを関係団体とともに協議・検討し、根本的に見直してまいる所存であります。

令和8年3月9日

岡山放送
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