東日本大震災から15年、考えたいのが、発生が懸念される南海トラフ巨大地震です。災害の教訓を備えにつなげるために、岡山・香川でも予測される甚大な被害について改めて見ていきます。
駿河湾から日向灘沖のプレートの境界を震源域に今後30年以内に60%から90%程度以上の確率で発生するとされている南海トラフ巨大地震。岡山県が公表している被害想定では予想される最大震度が、岡山市南区と倉敷市で震度6強。備前市や笠岡市など15の市と町で震度6弱となっています。
死者数は、最悪のケースで3778人となっていて、そのうち津波を要因とするケースが3585人。建物の倒壊を要因とするケースが177人などと予測されています。建物の被害は最悪のケースで2万1742棟に及び、液状化や地震による火災も懸念されています。
一方、香川県が公表している被害想定では、予想される最大震度は観音寺市、東かがわ市、三豊市で震度7で、そのほかの全ての市と町で震度6強となっています。死者数は最大7800人で、全壊する建物の数は3万9000棟。香川ではライフラインに甚大な被害が出ることが予測されていて、電力の停電率は最大で97%、56万軒に被害が出るとされています。
(香川大学 金田義行特任教授)
「リスクが高いということには変わらない。慌てて急に何かをするのではなくこれまで通り着実に備えをすることが大事」
改めて、ハザードマップや避難ルートの確認などを行ってください。