東京・大田区の梅屋敷商店街に店を構える青果店。
最大の魅力は、ずばり野菜の値段です。
一家3世代で営む家族経営のこの店「レ・アルかきぬま」。
3日の目玉は、キャベツ1玉98円に、ブロッコリーは2株で100円。
そして、先代社長で御年85歳の柿沼道之助さん自らざるいっぱいに盛り付けるミニトマトは200円。
「普通のパックの3倍入ってるので、超お買い得です」と話すのは、道之助さんの孫で野菜の買い付けを担当する優助さん(24)。
雨の日の3日はさらにお得なようで、炒め物やスープの具にしておいしいタアサイは、「雨の日サービス」で何と1束10円です。
わざわざバスに乗ってこの店に買いに来たという女性客も「安すぎます!タアサイ10円、(2つで)20円!雨の日でどうかなと思って来た。ひょっとしたら(安い)と思って」と話すなど、この価格にはビックリ。
3日の野菜が激安価格だったワケは、まさにこの天気にありました。
取材班は3日午前6時の東京・大田市場で優助さんの仕入れに密着。
すると、市場は威勢のいい競りのかけ声で活気にあふれ、箱詰めの様々な野菜がうずたかく積まれていました。
野菜担当・柿沼優助さん:
雨降って(その後)天気がいいので、一気に品物が出てきてる。恵みの雨です。(Q.値段は?)いま安いですね。
先週まとまった雨が降ったことで、野菜の出荷量が急激に増え、取引価格も下がる傾向に。
さらに3日はあいにくの空模様ということで…。
野菜担当・柿沼優助さん:
きょう雨が降ってるので、八百屋さんとか大手スーパーも買いづらい。そうなると相場も下がるかもしれない、狙い目に。
野菜の売れ行きが鈍る雨の日は、仕入れ業者も少なく、安く手に入れるチャンスということで、キャベツに狙いを定めた優助さん。
1箱8個入りのキャベツを安く買い付けることに成功。
さらに、ホウレンソウも破格で大量に仕入れることができました。
市場をくまなく回って仕入れた野菜は、すぐにお店に運ばれ、店頭へ。
先ほど仕入れたホウレンソウの価格は…。
野菜担当・柿沼優助さん:
(ホウレンソウ)3袋で100円、きょうの目玉に。(Q.さっき仕入れた商品?)そうです。
激安価格を続けるコツは、「その日仕入れたものはその日に売り切ること」。
野菜担当・柿沼優助さん:
安く売れる理由は、(市場で)余ったものをうまく買ってたくさん売る。(Q.安くなるのは)雨が降って晴れると、野菜が一気に出てくるので、雨が降ってから大体3~4日後から。
3日、雨が降ったことで、次に野菜が安くなる狙い目は週末ごろだということです。
買い物客は「きょう雨の日でって言ってるから。タマネギも(5個で)100円、ブロッコリーも(2個で)100円。安いの、すごく安い。いつも安いけどもっと安い今日は」と話していました。
年末からの記録的少雨の影響で続いていた野菜の高騰は、ついに終結するのでしょうか。
3日に農林水産省が公表した野菜の価格動向調査によると、キャベツやレタスなどの葉物野菜が平年に比べやや安いものの、タマネギやトマトは依然、高値が続いています。
食品の高騰が家計を圧迫する中、「驚安の殿堂」で知られる「ドン・キホーテ」の運営会社が新たに手掛ける食品強化型ドンキが、3日、お披露目されました。
PPIH代表取締役COO・鈴木康介さん:
新業態の名称はロビン・フッドです。
新店舗の名称は「ロビン・フッド」。
その由来は、中世イングランドの伝説に登場する弓の名手で、“人々の生活を守るために戦った義賊”とのこと。
PPIH・片桐三希成常務執行役員:
ドン・キホーテが非日常の商品やイメージがあると思うが、やはり食品といったような日常の商品を扱う重要性。
物価高騰の中、食のコスパやタイパを重視。
米が高止まりする中、85円のおにぎりも。
さらに新たなプライベートブランドのパッケージには、「安さ」や「時短」などの推しポイントが表示されていて、商品をひと目見ただけでコンセプトが分かるようになっています。
食品強化型ドンキの「ロビン・フッド」は4月に愛知県に1号店をオープン。
2027年には首都圏にも拡大する予定だということです。