島根県松江市で2025年9月、高齢の女性を車ではねて死亡させ過失運転致死の罪に問われている男の裁判が3月3日松江地裁であり、検察側が拘禁刑1年8か月を求刑しました。

求刑を受けたのは、松江市の不動産業の49歳の男です。
起訴状などによると被告の男は2025年9月4日午後、松江市東津田の市道で普通乗用車を運転中、横断歩道を歩いて渡っていた当時89歳の高齢女性をはねて死亡させたもので、過失運転致死の罪に問われています。

3日に松江地裁で開かれた初公判で、被告の男は起訴内容を認めました。
冒頭陳述などによると、被告は心臓に持病があり、当時外出先で発作が始まったものの薬を持ち合わせていなかったため、自宅に車を運転して薬を取りに戻ろうとしていたということです。
その際に、息苦しさなどから前かがみの体勢で運転し、目線が下向きになり、進路方向への注意が散漫となっていたところ、横断歩道を歩いていた女性に直前まで気づかず、はねたとしています。

これらを踏まえて検察は、一方的な不注意で何の落ち度もない被害者を死亡させた罪は大きいなどとして、拘禁刑1年8か月を求刑しました。

これに対して弁護側は、持病があっても医師からは運転を控えるなどの指導はなかったなどとして執行猶予を求めました。

裁判は3日の公判で結審し、3月19日に判決が言い渡されます。

TSKさんいん中央テレビ
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