長野県松川村に移住した大阪出身の女性が2025年12月から毎週木曜日に村内で「たこ焼き」を販売していて、早くも人気となっています。本場・大阪の「おかん」の味です。

■長野・松川村に移住

こんがり焼き目がついたたこ焼き。

客:
「おいしい」

キッチンカー「大阪おかんのたこ焼き たこまる」です。

松川村観光協会の駐車場で、毎週木曜日に販売しています。

大阪おかんのたこ焼き たこまる・北川周子さん:
「だしの匂いしないですか?この匂いが好きで(笑)」

店主は2025年4月、松川村に移住した大阪出身の北川周子さん(55)。

12月に「たこ焼き」の販売を始め早くも人気となっています。

北川周子さん:
「すごく受け入れてくれるんですよね。よそ者という目で全然見なくて、すんなり輪に入れてくれるのがすごくみんな優しいなと思って、松川で良かった」

■大阪「おかん」の味を地域住民に

北川さんの本業は教育関係のシステム開発。

長女が2年前に松川村に住み始めたのを機に、たびたび訪れるようになり、「田舎暮らし」に魅了されました。

仕事もリモートでできることから移住を決めたということです。

そして―。

北川周子さん:
「地域の人と触れ合って仲良くなっていろんなことをしていきたいなと思ったので、大阪人で何ができるかなと思って」

北川さんが考えたのが大阪の味を地域住民に届けること。

各家庭に1台「たこ焼き器」があると言われている大阪、北川さんも昔からたこ焼きを作ってきました。

「おかん」の味です。

北海道産の昆布や、カツオからとったこだわりの「だし」を混ぜた生地。

大きく切ったタコに、刻んだネギを入れ、コクとうま味を足す揚げ玉を加えます。

大阪では紅ショウガを入れるところもありますが―。

北川周子さん:
「子どもに食べさすのにショウガが嫌な子が多くて、うちの子もショウガが苦手だったから『紅ショウガ』は入れないんですよ。『北川家の味』ですね」

北川周子さん:
「めっちゃ熱いですよ!」

客(池田町から):
「あっつい、熱い。しっかりだし効いてて、このカリカリ感がすごくおいしい」

こちらは、兵庫県出身という男性。

客(兵庫県出身):
「外カリカリで中トロトロです。やっぱり焼きたては最高ですね。優しいだしの味しますね、懐かしいです」

■3個100円「子どもたこ焼き」

子ども用のメニューも充実させています。

3個100円の「子どもたこ焼き」や、おやつ代わりになる大判のえびせんにたこ焼きをはさんだ「たこせん」、半熟に焼いた卵をのせた「たません」も販売しています。

北川周子さん:
「松川の子どもたちにも100円握って『おばちゃん、たこ焼きちょうだいよ』みたいな存在になりたかった」

■軽妙なトークと気さくな人柄も人気

開店から2カ月余り。

本場の味を求め多くの客が訪れるようになっています。

さらに―。

北川周子さん:
「(松川村に)通ってるうちに私が景色にやられて、行っちゃえみたいな(笑)」
「きのう雪めっちゃ降ったから、積もってんちゃうとか思ったら全然晴れてましたね」
「きょう(車の)バッテリー上がって大変で(笑)。それも、はよ気づいて良かったんやけど」

やはり「大阪のおかん」。

味だけでなく軽妙なトークと気さくな人柄も人気のようです。

2月19日も予定より1時間半早く売り切れに―。

北川周子さん:
「たこ焼き買わんでもしゃべりに来て、楽しい時間を過ごして帰ってもらうような、『しゃべり場』になればうれしいかな」

「たこまる」の営業は、毎週木曜日午後2時から。

今後は村内で開かれるイベントなどにも出店する予定だということです。

長野放送
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