ジェンダー平等について考える「国際女性デー」を前に、日常に潜む固定観念を問い直す展覧会が始まりました。

東京・渋谷区の国連大学で2日から開催されている「アンステレオタイプ展」。

「アンステレオタイプ」とは、人種や性別に対する固定観念をなくすことです。

8日の国際女性デーを前に、日常的な思い込みを問い直すきっかけの場にしてほしいとUN Women=国連女性機関が主催しています。

会場には取り組みに賛同する12の企業や団体が制作した20作品が並びます。

グループ社員の女性比率が8割を超える資生堂の作品には、「女子力は、圧力にもなる」という文字が。

資生堂 クリエイティブディレクター・赤星薫さん:
「女子力」は日本では気軽な褒め言葉として使われたりする言葉だと思うが、例えば「気を利かせる」とか「料理がうまい」とか無言のうちに、期待されているうちに自分もそうしないといけないと思い込んでしまうようなことを「圧力」という言葉で表現した作品。

何げない言葉に潜む無意識のジェンダーバイアスを問う作品です。

その他にも、善意と偏見の境界のあいまいさを表現した作品などが展示されています。

資生堂 クリエイティブディレクター・赤星薫さん:
上下関係とかがないはずなのに圧力・見えない期待とか、そういうことにとらわれているシーンは日本には結構多いのかなと思って。

世界経済フォーラムが2025年に発表したジェンダー・ギャップ指数では日本は148カ国中118位と、ジェンダー平等の遅れが浮き彫りになっています。

UN Women 日本事務所・焼家直絵所長:
このままのペースでいくと、ジェンダー平等を達成するには123年もかかるということで非常に懸念されている。表現・広告、そういったポジティブな力を使って何か行動を起こすきっかけになれば良いなと。