3日から4日にかけて、福島県では南岸低気圧の影響で「春の大雪」となる見込みです。特に中通りで記録的な大雪となる恐れがあり、湿った重い雪による停電や交通障害に警戒が必要です。4日の公立高校入試への影響も懸念されます。
■春の大雪パターン 南岸低気圧
福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士によると、3日の天気は「南岸低気圧」による典型的な「春の大雪パターン」だということです。
雪か雨かの分かれ目となる上空1500mで-3℃以下の寒気が、宮城県方面からくさび状に入り込む見込みで、これは中通りで大雪になりやすいパターンです。
■3月3日の天気について
【会津地方】昼頃から雨で始まり、夜のはじめ頃から雪に変わって積もり始める見込みです。
【中通り北部】夕方から雪となり、夜には本降りになるでしょう。斎藤さんによると、寒気がくさび状に入る影響で中通り北部が最も雪が強まり、伊達市の霊山や月舘周辺では50cmの積雪の恐れがあります。
【中通り中部】郡山では今年一番の雪の量になる可能性があります。
【中通り南部】低気圧に近く活発な雪雲がかかり、矢祭や塙、鮫川などで50cm前後の大雪となる可能性があります。
【浜通り】沿岸部は雨が主体ですが、常磐道から西側の山沿いでは大雪となる見込みです。いわき市には「沖上げの雪は積もる」ということわざがあり、海から来る雪雲は積もるということです。湿った雪に注意が必要です。
■2014年を思い出す重たい雪 交通や入試への影響は
斎藤さんは、今回の気圧配置が福島市で54cmの積雪を記録した2014年2月15日の大雪の時と非常に似ていると指摘します。
今回の雪は水分を多く含んだ「重たい雪」で、通常の倍ほどの重さになる見込みです。福島市で35cm、田村市やいわき市田人で40cmを超える大雪が予想されています。
重たい雪による倒木での停電や農業用ハウスの倒壊、在来線の運休、路面状況の悪化などに警戒が必要です。
また、4日は県立高校の入学試験が行われます。斎藤さんが県教育委員会に確認したところ、交通機関の遅れで遅刻しそうな場合は、慌てずに在籍する中学校に連絡してほしいとのことです。中学校から高校に連絡が行き、受験生に不利益がないよう配慮されるということです。
※2026年3月2日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください