全国ニュースでもお伝えしているように、アメリカとイスラエルはイランへの攻撃に踏み切り、石油タンカーの通り道となっているホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となっています。

ガソリン価格が上がる可能性もある中、県内ではどのような影響が考えられるのか?

専門家に聞きました。

九州経済研究所・福留一郎経済調査部長
「原油の輸入に影響が出るかどうかが一番心配」

こう語るのは九州経済研究所の福留一郎部長です。

アメリカとイスラエルは2月28日、イランへの軍事攻撃に踏み切りました。

その影響で石油輸送の要衝であるホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となっています。

石油情報センターによりますと、日本は9割以上の原油を中東に依存していて、今週のガソリン価格は元々、値上がりする予定でしたが軍事攻撃が今後どう影響するかは「分からない」としています。

福留部長も同様の見解を示しました。

福留一郎部長
「備蓄をしている状況なのでおそらく半年くらいは大丈夫だろうが、それでも長引けば長引くほど影響は出てくる。原油価格がすでに急激に上がってきているが、それがどういう形で日本・世界に影響を及ぼすのか、かなり心配」

仮に原油価格が上がった場合に、福留部長が懸念を示すのは物価全体の押し上げです。

ある理由から特に鹿児島は大きな影響を受ける可能性があると話します。

福留一郎部長
「物流費の値上げが食料品や日用品など普段使うものに対しても影響が出てくる可能性がある。鹿児島はガソリンが全国でもかなり高い地域なので、さらに上乗せされると県民への影響は大きなものになる」

また、福留部長は為替の動向にも注目すべきと指摘します。

福留一郎部長
「有事になると以前は円買いで円高になりがちだったが、今は“有事のドル買い”でドルが高くなって円安になる。円安が進むと物価高にさらに追い打ちをかけることになるので為替の行方についても注視しないといけない」

アメリカのトランプ大統領が攻撃を4週間続ける可能性を示唆する中、専門家も読めない不透明な状況が今後しばらく続きそうです。

鹿児島テレビ
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