富士山の景観を楽しめる山梨県の人気観光地・忍野八海。
春らしい陽気となった1日、多くの外国人観光客でにぎわっていました。

その一方で、大きな変化が。
大型観光バスの駐車場には、バスが1台しか止まっていませんでした。

一体、何が起きているのか?
駐車場の管理人に話を聞くと、「(1日)100台入っていたのが、今、一度に少なくなって半分になった。その半分のうち、中国の車はいいとこ10台」と話します。

以前は1日100台ほど来ていた観光バスのうち、7割は中国人観光客の団体を乗せたバスだったといいます。

しかし、今では多くて10台ほど。
2025年4月に撮影された駐車場の様子と比べてみても、その差は歴然です。

2025年11月、中国で日本への渡航自粛が出されて以降、訪日中国人観光客は激減。
中国メディアによると、2月の春節では2025年に比べ54%も減ったといいます。

観光客をターゲットにしているお店では、どれほどの打撃となっているのでしょうか。

以前は中国人観光客が9割を占めていたというソフトクリーム屋さんは、売り上げへの影響について「影響はまるっきりないので、今の状況でも大丈夫。中国の方が減ってから、日本人のお客さんが増えている気が」と話します。

焼き立てのお団子を販売しているお店でも、「以前は7割くらい中国の方が占めていた。売り上げ的には金額的にはそんなに変わらない感じがする、他の国の方が来てくれるので」という声が聞かれました。

大幅に中国人観光客が減るも、他の国々や日本人観光客が増えていることで、売り上げがほぼカバーできているといいます。

神奈川からの日本人観光客は、「中国の方が明らかに少ないなと、他の場所でもすごく感じる」「駐車場も待たずに止められた」「店とかもそう、食べ物のお店とかも」と話していました。

さらに、以前は当たり前だった中国語表記の看板にも変化が。
「夏とかは本当に中国人すごかったので、看板とかも全部中国語と一緒に英語も表記していたが、最近減っちゃったので英語だけで良いかなって」と話す人もいました。

渡航自粛から約3カ月半、中国人がいないことが日常化しつつある観光地。

一方で、「また日本に中国の方も遊びにぜひ来てもらい、経済が回ることが一番良いと思う」「中国の方は結構単価を大きく使ってくれるメリットもあるので、(日中関係が)回復してくれたら人も増え、もっとにぎやかになるかな」など、日中関係の改善を願う声も聞かれました。