野球の試合中に心肺停止で倒れた男性をAEDを使うなどして救ったとして、看護師の男性2人に感謝状が贈られました。2人は試合を観戦していて、率先して対応にあたったということです。

飯田広域消防 伊賀良消防署:
「(傷病者の)一命をとりとめた功績は誠に多大。ありがとうございました」

感謝状を受け取ったのは、長野県飯田市の病院に勤務する看護師の小木曽佑輔さん(27)と、伊那市の病院に勤務する看護師の出羽沢開さん(26)です。

2人は同じ高校の野球部の先輩後輩で、連携して救命救急に貢献しました。

小木曽佑輔さん:
「日々の仕事から救命につなげられたことはよかった。改めて人を救ったという実感が今、湧いている」

それは2025年11月、飯田市の野球場で行われた高校野球部のOB戦でした。

2人はスタンドで一緒に観戦していたところ、マウンドで突然、投手の59歳男性が倒れたということです。

小木曽佑輔さん:
「混乱している場の様子も見えたので、すぐに駆け寄って自分で対処すべきだなと」

出羽沢開さん:
「状態の確認と胸骨圧迫をしなきゃと思いがあり、駆け寄りました」

2人は男性のもとに駆け寄り、心拍と呼吸が停止しているのを確認。すぐに心臓マッサージを始め、その後、野球場にあったAED・自動体外式除細動器を男性に装着して電気ショックを与えました。

出羽沢開さん:
「まずは助かってほしいという思い(で対応)。小木曽さんの方が先輩でリーダーシップ取って指示出してやってくれた」

通報から約8分後に救急隊が到着。

2人の迅速な対応もあり、男性は、意識を取り戻して会話ができる状態で病院に搬送されました。

5日後には無事に退院できたということです。

出羽沢開さん:
「命が助かったことはうれしく思う」

小木曽さんは、男性の入院先に勤務していて、直接、感謝の言葉をかけられたといいます。

小木曽佑輔さん:
「『命をつないでくれてありがとう』と本当に助けられてよかったな。AEDがなかったら、心臓の動きが戻っていなかった事例だったと思うので、AEDが運動場に置いてあることの大きさを実感した」

飯田広域消防 伊賀良消防署 中本茂署長:
「覚知してから今回だと約8分(到着まで)時間がかかっている。この空白の時間(での対処)が必要。ぜひ勇気ある行動を取っていただいて、一人でも多くの命を助けられるように」

長野放送
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