高市総理大臣が、自身が支部長を務める政党支部から、衆院選で当選した自民党議員にカタログギフトを寄付していたことがわかりました。
金額は「一人およそ3万円」で「合計315人分」と明らかにしています。
【高市総理】「今回の大変厳しい選挙を経て当選したことへのねぎらいの気持ちも込め。政党支部から議員個人への寄付として法令上も問題はないものと認識を致しております」
また高市総理は「政党交付金は一切使用することはない」と強調しています。
こうした主張を受けて、橋下徹さんは「違法とは言えないが、ギリギリのルール違反」と指摘しつつ、物価高で国民が苦しむ中でカタログギフトを受け取った議員たちに対し、「せこい!返せ!」と訴えました。
■安藤優子さん「『らしくないな』って感じがするのと、きっちりと説明を」
ジャーナリストの安藤優子さんは、この「カタログギフトの寄付」について、「高市総理らしくない」と指摘しました。
【安藤さん】「『労いの気持ちを込めて、これからの議員活動に少しでもお役に立てばという趣旨だった』と高市総理がおっしゃっているんですけども。
石破さんのときは『商品券10万円』でものすごい批判を受けて謝罪に追い込まれました。じゃあ、カタログギフトは何なんだろうって。
私一生懸命調べたらカタログギフトを出している会社のホームページによると、『カタログギフトは金券ではありません』って書いてあるんですね。
でも普通の感覚では、商品サービスに変えて…だけども、金券と一緒じゃないの?って。石破さんは人数も少ない。(※15人)
そうやって考えると、高市さんはこれまで夜の会合行かないとか、合理的だったと思うので、『らしくないな』って感じがするのと、やっぱりきっちりと説明された方がいいと私は思います」
■橋下氏「違法とは言えないが、ギリギリのルール違反みたいなところ」
弁護士でもある橋下徹さんは、「法令上問題ない」と高市総理が話していることについて、「法律がザル過ぎる」と述べるとともに、「違法とは言えないが、ギリギリのルール違反みたいなところ」と指摘しました。
【橋下さん】「現行法上では、違法とは言えないと思います。ただ、今の法律がザルすぎるんですよ。
政党支部を使った、まあ言ったら、もうギリギリのルール違反みたいなところですよ。というのは政治家個人が政治家個人に寄付することは駄目なので。政党支部が入ることによってOKになるんですよ。
石破さんはポケットマネーでやった。というのは、これが政治活動なのかどうかよく見えないから『ポケットマネーで社会儀礼の範囲で渡した』と言ったんですけど。
高市さんは堂々と、政党支部からの支給ということで、『政治活動だ』と位置づけたわけです」
■「“労い”が政治活動?」「せこい!3万円のカタログギフトなんか返せ!」
さらに橋下さんは、国民の負担軽減はなかなか進まないという現状を踏まえつつ、「3万円」というカタログギフトを国会議員が受け取ったことについて、厳しく批判しました。
【橋下さん】「“労い”が政治活動なんですか?僕は違法じゃなくても、こういう政治、もうやめようと。
だいたい国会議員せこい!3万円のカタログギフトなんか返せ!もうみんな!315人!
(国民は)物価高で今苦しんでて、ですよ。
食料品の消費税をゼロにすると、平均的に負担減が1人当たり6万円ですよ。
この負担を軽減するために、『制度作るのに夏まで待て』とか、『実施するのは来年』とか。『ふざけるな!』と。お前ら3万円、いきなりもらって。国民が負担減らすために1年待たなきゃいけない」
■高市総理なら「いいんじゃないの」は「人を見ている。腹立たしい」と橋下氏
橋下さんは、高市総理について夜「飲み食いしない政治をする人」と評価していました。その上で、その人気の高さから、世論が高市総理を批判しないとすれば「腹立たしい」と述べました。
【橋下さん】「でも僕はこういうことをやめるっていうのが高市さんらしさであり、『こんな慣例やめる』と、大号令をかけて欲しかった。
だからそういうところ(「飲み食いしない政治」)に期待していた有権者も多いと思うんですよ。
ただね、高市さんの支持率が高いのが、こういうことをなんか吹き飛ばすぐらい。有権者の方も『いいんじゃないの、いいんじゃないの』って言いかねない。
僕はそれが腹立たしいんですよ。『石破さんだったらダメ』みたいな。それは人見ているじゃないですか。
しっかりした政治をやってもらうためにも、こういう金の使い方、今までの古い政治のやり方を変えるっていうのを高市さんに期待してますよね。『3万円』で(国民は)本当に苦しんでいるんですからね」
(関西テレビ「newsランナー」2026年2月25日放送)