落語を通して地域の課題を考えてもらおうというイベントが25日、大野市内で行われました。テーマは「公共交通」。演じたのは市の職員です。
大野市の長勝寺で行われたのは、越前大野落語研究会による「落語会」です。地元の仏教婦人会のメンバー40人ほどが集まり、巧みな話術に耳を傾けていました。
1席目を演じたのは田舎家山山さん(本名:佐々木誠さん)。アマチュアながら落語歴25年のベテランで、軽快なトークで観客の心を掴み会場を盛り上げました。
続いて登場したのが三結亭藍翔さん(本名:藤田託也さん)。藍翔さんが披露したのは「創作落語」で、自分で台本を考えたオリジナルの落語。内容は大野市の公共交通についてです。
実は藍翔さんは大野市の職員で、普段は市内のバス事業などの業務を担当しています。2年前に越前大野落語研究会に入会し、その落語で公共交通の利用促進に一役買いたいと思い立ちました。
観客たちは「気さくで良かった。さっそく利用しようと思った」「職員さんって聞いたので2度びっくり。通っているバスを見ても乗っている人は少ないので、もうちょっと利用者が増えるといいのでは」などと話し、企画は大好評でした。
藍翔さんは「趣味で落語をやっているので、これを組み合わせたら楽しんで聞いてもらえるんじゃないかと思って企画した。公共交通を将来に向けて残していくため引き続きPRしていきたい」と意欲をみせます。
今後は公共交通以外の市の取り組みについても、落語を通して伝えたいと話していました。